「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
高齢者を主な対象者とする補聴器業界では、今、大きな転換点を迎えています。
2020年は高齢者主体に外出自粛の流れが拡がり、大きな打撃を受けました。
その反動もあって、2021年は回復の兆しが顕著となっています。
日本補聴器工業会発表の2021年1月から2021年12月まで補聴器出荷台数は以下の通り。
(※参考
その中でも注目を浴びているのは、何といっても「耳あな型」補聴器
コロナ前は、その装用感の良さ、目立ちにくさの面から小型の耳掛け型補聴器に大きく押され、憂き目にあっていたが、それが一体何故???
※その点耳あな型補聴器はマスクと干渉しません
その他、
補聴器工業会に属さない異業種(=大手電機メーカー)からの大型参入もあり、
ユーザー側から耳あな型モデルの指名が増えたことも理由に挙げられる
<2021年2月25日:公表
特に通信販売での苦情が目立っている
<一例>誰でも装着可能という補聴器を購入したが、耳に合わない
●時間をかけながら少しずつ聞こえる音を増やしていく点
●補聴器を装用しても戻らない耳自体の機能低下があること
(早口の聞き取り、どうしても聞き取れない言葉・音の存在)
こうした事実をユーザー側が知らないために、補聴器とユーザーの間に認定補聴器技能者を中心とする【業界内の資格 調整者】が存在する
1 自身の聴力に合っていないものを購入
2 自身の耳の形に合っていないものを使用している
3 補聴器の限界を理解していない
4 適切な調整とその結果としての「客観的な補聴効果」
<
5 情報不足から、自身に明確な選択基準がなく、
<
そんな中、大阪市内で補聴器専門店を運営する「The補聴器専門店合同会社」は、耳あな型補聴器の適正な供給に向けて独自に3つのチャレンジを行っている。
従来は「インプレッション」と呼ばれる粘土タイプの耳型採取形式(業界慣例)のみであったところ、2020年最新型の耳あな採取3Dスキャナー「Oto scan」を大阪府内では初導入した。
コロナを期に「非接触の時代が大前提となる時代が来るのでは?」と他の業界の取り組みを見て強く感じたから。
正確な耳型採取
無圧状態で採取できること、素材の伸縮の影響も受けないことから、より正確性を増した理想の耳型が採取できる。
衛生面
顧客の前で、昔ながらの手でこねる粘土タイプの耳型採取よりも、接触数が減り衛生的。
また、従来のようなメーカーへ耳型の配送の必要がなく、納期の短縮にもつながる
Oto scan による耳型採取映像はこちら
※従来の粘土形式の耳型採取映像はこちら
初期費用200万円、年間サーバー使用料約30万円というランニングコストは小規模店舗にとって決して小さいものではない。
従来型の粘土形式の耳型採取のままでも、耳あな型補聴器の作成はできるのだから、他の店舗が導入しない理由も頷ける。
同社代表の中村は、2000年にドイツの補聴器メーカー「シーメンス補聴器」に入社する。そのきっかけとなったのは亡き祖父の補聴器。常にピーピー音漏れがしていた。(=ハウリング)
「祖父の補聴器を何とかしてあげたい」と興味をもち、行動を起こしたのが補聴器に関心を持った始まり。
高度の難聴で、その特性から耳型採取が困難であった祖父の耳であったが、あの当時にこの耳型3Dスキャナー「Oto Scan」があれば喜んでくれたに違いないとの想いが、導入する最大の後押しとなった
補聴器の効果を初期段階から一定レベルの到達させる決定打「実耳測定法」を2019年に本格導入。
費用面や現場での工数の多さ、所要時間の長さから敬遠されがちな測定を敢えて実施している。
→
→ ユーザー自身の主観的な感想だけを頼りする調整を行う従来の方法ではなく、
実耳測定の模様はこちら
購入後、補聴器のメンテナンスを兼ねて、定期的な店舗訪問を促すスタイルが業界のスタンダード。一方、The補聴器専門店合同会社では、前述の通り、初期段階で一定レベルの水準にある補聴器を作り上げることで、ユーザーの来店回数を減らすスタイル。
更に、コロナを期に「補聴器の遠隔調整」いち早く同導入。購入後の簡易な微調整の多くは遠隔対応している。
遠隔調整の模様はこちら
従来のような、リアルでの対面調整だけが大正義ではない時代が既に到来したと考えています。
提供する補聴器も各人の希望に応じて、より柔軟にご提案するする必要性があります。
その上で、一人でも多くの皆様に「聞こえる喜び」を提供して参ります。
<今後の主な活動予定>
◆The補聴器専門店合同会社作成<オリジナル耳あな型補聴器カタログ>提供開始
◆<高性能の補聴器に行く前に>補聴器初心者向け製品、簡易型耳あな型補聴器の販売を開始
→通販でのクレーム状況を考え、購入前のオンライン相談、動画によるアフターサポート、高性能防音室完備したをショールームを提供予定
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