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11/03/2022
市場調査会社のConsumer Intelligence Research Partners社よると、消費者の88%は直近の買い物でGoogleなどの検索エンジンや競合サイトを使わずに、Amazonで商品を検索し購入しています。この割合は数年前から上昇傾向にあり、コロナ禍の影響もほとんど受けませんでした。
企業の成長が数年間に渡って微増な場合、小売事業者はその数字に興奮することはないでしょう。しかし、数値が一貫して高いレベルの顧客ロイヤルティを示していれば、喜ばなければなりません。
Amazonを利用したほとんどの消費者が他の店舗をチェックしないことを示す調査結果は、Amazonにとって喜ばしいデータです。
Consumer Intelligence Research Partners社は2014年以来、Amazonで買い物をしたことがある消費者に、Amazon以外の検索エンジンや競合他社のサイト・店舗を確認したか尋ねています。ここ数年、ほとんどの消費者がAmazonだけで完結していることが、データを通してわかっています。
2021年第3四半期に実施した最新調査では、消費者の88%が直近の商品購入時にAmazonしか検討しなかったと回答。この割合は、2014年第3四半期の82%から着実に上昇しているとCIRPは説明します。
コロナ禍はAmazonのロイヤルティにどれほどの影響を与えたのでしょうか? CIRPの共同設立者兼パートナーであるマイケル・R・レビン氏は、「それほど影響はありませんでした。まるでAmazonが今の状況を予測し、ずっと前から準備を始めていたかのようです」と話します。
長期間に渡って「Amazonプライム」に入会している会員が、競合する小売企業を検討する可能性はさらに低くなっています。CIRPによると、最新の調査ではプライム会員歴が2年以上の場合、91%が直近の購入時にAmazonしか検討しなかったと回答。非会員の場合でもその数字は85%にのぼります。
CIRPは、2021年第2四半期末時点の米国のプライム会員数を1億5300万人と推定し、その数は前年の1億2400万人から大きく増加しています。Amazonは、全世界のプライム会員数が2億人を超えていると報告していますが、米国内の会員数については明らかにしていません。
CIRPによると、Amazonを利用する消費者のほとんどは、他の大手小売店でも買い物をしています。最新の調査では、約90%が過去12か月間にWalmartとTargetで買い物をしたことがあると回答、80%以上がオンラインマーケットプレイスのeBayで買い物をしたことがあると答えています。
Amazonで買い物をしなかった場合、どこで買い物をするかという質問に対しては、22%が「Walmart」と答え、最も高い数字でした。そして、「Target」「eBay」「Best Buy」が続きました。
同時に、Amazon利用者の約3分の1は、Amazonで商品が見つからなかった場合、どこでも購入しなかったと答えています。
また、この調査では、Amazon利用者の10人に9人近くが、購入前に実店舗では買い物をしていないことがわかりました。このことから、オンラインストアで商品購入する前に実店舗で商品を見る「ショールーミング」は、消費者がWebサイトでの購入に慣れてきた現在では、以前ほど影響を受けなくなってきていることがわかります。
CIRPが米国の消費者を対象に調査を開始した2013-14年には、約80%の消費者がAmazon利用前に実店舗で買い物をしなかったと回答していたとレビン氏は言います。その後、この割合は着実に増加しており、コロナ禍が起こる前に増加傾向が定着していたそうです。
CIRPは、Amazonで買い物をしなかった場合、消費者がどこで買い物をしたかについて、いくつかの変化を指摘しています。レビン氏はこう言います。
Amazonは、オンライン売上高で北米の大手小売事業者をランキングした『Digital Commerce 360』発行「北米EC事業 トップ1000社データベース 2021年版」で第1位、全世界のマーケットプレイス売上高のランキング「オンラインマーケットプレイス トップ100社 2021版」で第3位となっています。
1000社データベースでは、Walmartが第2位、Best Buyが第5位、Targetが第6位となっています。eBayは、オンラインマーケットプレイスのランキングで5位に入っています。