訓練中のセスナ機が滑走路誤進入 運輸安全委が運航会社を立ち入り調査 鹿児島

訓練中のセスナ機が滑走路誤進入 運輸安全委が運航会社を立ち入り調査 鹿児島

鹿児島空港=霧島市

訓練中のセスナ機が滑走路誤進入 運輸安全委が運航会社を立ち入り調査 鹿児島

 飛行訓練中の新日本航空(霧島市)の軽飛行機が鹿児島空港滑走路に誤って進入し、日本エアコミューター(JAC)の旅客機が着陸をやり直した問題で、運輸安全委員会は11日、新日本航空を立ち入り調査して、訓練や機体の整備状況を聞き取った。【写真】新日本航空を立ち入り調査する運輸安全委員会の航空事故調査官=11日午後2時10分すぎ、霧島市隼人

 安全委は事故につながりかねない重大インシデントとして航空事故調査官2人を派遣。上塘善之調査官は「原因を究明して再発防止につなげたい」と話した。12日はJACと空港事務所から聞き取りする。 JACなどによると、8日午後2時55分ごろ、JAC機は管制から許可を受け着陸態勢に入ったが、滑走路手前で待機するよう指示されていた軽飛行機が進入したため、滑走路の手前約3キロで着陸をやり直した。軽飛行機が滑走路を出た午後3時すぎに着陸した。乗員乗客23人と、単独飛行訓練中だった軽飛行機の男性にけがはなかった。