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11/03/2022
防衛省と面会後、計画の進め方に不快感を示す八板俊輔市長=12日、西之表市役所
西之表市の八板俊輔市長は12日、米軍機訓練移転を伴う自衛隊基地整備計画の建設地に同市馬毛島が正式決定したとする防衛省に不快感をあらわにした。日米両政府が7日の安全保障協議委員会で「整備地」と確認後、地元に説明する進め方に「いつ、どうやって決めるか尋ねてきたのに」と詰め寄る場面も。その後の会見で「住民置き去りだ」と不満を募らせた。【写真】馬毛島の施設配置案
幹部との面会は約30分間で報道陣に公開。2022年度予算案の閣議決定で候補地から整備地になったとの説明に、八板市長は「そういう(決定過程の)考え方はいつ決まったのか」と繰り返しただした。「ボーリング調査や環境影響評価(アセス)後に決まると受け止めている市民が大半。私もそうだ」。こう主張したが「アセスが終わるまで島内で工事を始めることはない」とかわされ、質疑は終始かみ合わなかった。 八板市長は会見で「(説明は)十分でないと思う。納得していない」と強調。事前に知らされず、整備地に決められたことに「非常に不満だ」と述べた。計画に同意できないとの考え方は「変わっていない」としながらも、今回改めて伝えなかった。 今後の対応は「市民の意見を踏まえ考える」と話すにとどめた。ある市職員は「計画が具体化する中、賛成派市民からの突き上げもある。市を取り巻く状況を見て正念場と感じているのだろう。賛成、反対両派のバランスを取ろうとしているのではないか」とおもんぱかった。
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