史上最大7,000ピース超えのレゴ スター・ウォーズシリーズ巨大ミレニアム・ファルコンは何時間で組み上げられた?

史上最大7,000ピース超えのレゴ スター・ウォーズシリーズ巨大ミレニアム・ファルコンは何時間で組み上げられた?

大きさも感動も、史上最大クラス。

映画『スター・ウォーズ』に登場する宇宙船、ミレニアム・ファルコン。銀河系最速のガラクタといわれるあの宇宙船をレゴで作ることができるセット「75192 ミレニアム・ファルコン」が、装いを新たに登場したのを覚えていますか? そう、あの超デッカイやつです。

実はレゴ版ミレニアム・ファルコンは2007年にも登場していたんですが、その時は5,195ピースでした。それでも当時としては史上最大のピース数だったんですが、今回発売されたものはそれをさらに上回る7,541ピース! これは現在のレゴ史上において最大のピース数で、10年の時を経て再びミレニアム・ファルコンがレゴのてっぺんを更新したかたちになりますね。

レゴ史上最大のピース数を誇る、2017年版ミレニアム・ファルコン。果たして実際に作ったらどれくらい時間がかかるのか、レゴ好き編集部員と共に調べてみるとしましょう。

いざ、アンボックス!

ということでアンボックスしていきますが、なんかもう外箱の大きさからしてモニター同梱デスクトップPCクラスなんですが!

早速、ワクワクのアンボックスへ。開けてみるとノートパソコンが入りそうな箱が4箱と、台本かなってくらいに分厚い説明書、それにレゴに貼る用のステッカーが見えてきました。説明書だけで小型犬くらい重い。

説明書の中身はこのような感じ。説明の文字はまったくなく、図の通り作っていく感じですね。

そして、それぞれの箱の中には袋詰めされたレゴが1番〜17番と振り分けられているようです。これが4箱あるので……。

全て出すとこんな感じに。これが7,541ピース、これがレゴ史上最大の圧。漏れるため息は感動ゆえか、はたまた今からこれを作っていくという途方も無さへの戦慄か。オラ、ワクワクしてきたっつうかゾクゾクしてきたぞ。

数十時間にもおよぶ製作がはじまる…

どんな果てしない工程であっても、1つずつ組み立てていけば必ず辿り着けるはず。ジェダイへの道と一緒です。少年漫画にも似た思いを抱きながら1番の袋を開封し、説明書に指示されたパーツを取り出します。ち、小さい……!

初・接合。この棒状パーツが最終的にどこの部位の何になるのか、現時点では全くもって想像がつきません。果たして完成に至るまではどれくらいかかるのか、ここからはダイジェスト気味にお送りしましょう。じゃないとキリがないですからね。

アンボックスからおよそ4時間、左右対称っぽいパーツが仕上がりました。ミレニアム・ファルコンのシャーシというか、骨組みのようなモノかな? もしかしたら全然違う場所かも。

組立て開始から約7時間半、早速ボリューミーになってきましたよ。ちなみに説明書によると全部で1,379工程あるようで、この段階はまだ150工程くらい。開封した袋も2番までなので、まだまだオブまだまだです。

約10時間、だんだんと船全体のアウトラインが見えてきた気がしなくなくもない。持った時のズシっとさが日に日に強くなっていく様子は、まるで我が子の成長をその手に感じるかのよう。いわく「愛着湧いてきました」とのこと。

お、ここで『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に登場する新キャラ「ポーグ」が出てきました。ポーグ同梱のスター・ウォーズ関連レゴセットはこれがお初みたいです。こんにちは、ポーグ!

編集部の一日は忙しい。新作スマートフォン取材の合間、時間があれば組み立てに精を出します。説明書をスマホで撮影しておいて、パーツを番号ごとにタッパーやコンテナなどに仕分けしておけば、こうした持ち出し制作もイケますよ。気分もリフレッシュです。

この時点で約13時間、ミレニアム・ファルコンのお尻部分の特徴的な丸みが出てきました! 落とさないようにだけ気をつけねば。

ランチ中もせこせこ作っていきます。

そして、ファルコンの先端部分が……。

にょにょっと出てきました。この時点で16時間半ほど経過。もう土台周りは仕上がったかな? それでもまだまだ半ファルコンくらいでしょうか。

史上最大7,000ピース超えのレゴ スター・ウォーズシリーズ巨大ミレニアム・ファルコンは何時間で組み上げられた?

次は骨組みのファルコンの床と天井部分を作っていきます。ここらへんから、組み上げても組み上げてもまったく進んでないんじゃないかという錯覚に陥りはじめます。まるでマラソンみたいな。

四の五の考えてもしょうがないので製作を続けます。天井をはめ込み、

特徴的な丸いサイドの製作もしていきます。

この時点で21.5時間。もはや丸一日コースです。

むき出しだったお尻の部分もほぼ完成。もはやマラソンでいうなら40キロ地点、登山でいうなら9合目。ここからはノンストップで完成まで持っていきますよ!

同梱されていたハン・ソロとレイも、ブラスターを突きつけながら応援してくれています。フォースの力を信じて!

ミレニアム・ファルコンの特徴でもある、右前方にポコっと飛び出たコックピットも出来上がりました。透明パーツが出てくるとテンション上がるのってどうしてなんでしょ。スケルトンの魔力?

最後まで開いていた中央部分の天井パーツ、すなわち砲台部分を差し込んで、なんやかんやと細かい部分を調整して……。

ラストピース、最後のパーツをパチン……!

完・成!

ミレニアム・ファルコン、ついに完成ですッ! 全長は約84cm、幅約58cm、総重量は約7.8Kgにも及びます。

このスケール感、この空間の占有量、ニヤニヤが止まりません。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の時の四角いセンサーディッシュも付いており、今付いている丸いセンサーディッシュと換装できるようになっています。左下に見えるネームプレートも、実はレゴで作った可動プレートにステッカーを貼っているんですよ。

こちらがネームプレートの裏側。いやーよくできています。細かい所までレゴしてます。

完成したその重さは、持ち上げるとにわかに「ギシィ…」としなるほど。説明書には持ち方まで記載されていて、ファルコンのお腹側から持ち上げないとメキっといく可能性があるとか。ひえ〜。

およそ7,000ピースで構成された本体を支えるのは、たった6本の足。こんなに軸足細いのによく支えられてるなぁと感心するばかりです。地球の重力キツくない?

それでは最後、完成した全体のルックと可動部分の様子を動画で一気にチェキってみましょう!

穴にはめ込んであるだけの天井パーツは簡単に取り外せるので、中の様子をのぞいたりミニフィグの配置が楽しめるという寸法です。他にもアンテナが回転したり砲台が動かせたりと、細かーいところまでじっくり作り込まれています。むしろ作りました。

しめて1,379工程、説明書のページ数にして486ページ。完成までにかかった日数は7日、時間は約28.5時間でした! 楽しくて大変な作業だったけど、終わってみるともうレゴれないんだなーという一抹の寂しさも去来するものですね。いやー、やっぱりレゴは楽しい。童心が詰まってます。

レゴ史上最大のピース数をほこる「75192 ミレニアム・ファルコン」は、レゴストアなどで販売中。人気商品のため売り切れの可能性もありますが、ホットなファンならば間違いなく一生モノとして楽しめるはずですよ。

さすがにミレニアム・ファルコンでかすぎ!と感じちゃう方には、1,106ピースの「75187 BB-8」はいかがでしょう? ハッチが開いてバーナーを出したり、首を回転させられるなど、BB8ならではのギミックが再現されています。レゴのポテンシャル高し。

他にも1,376ピースで高さ30cmオーバーの「75189 ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー」や、

1,416ピースの「75190 ファースト・オーダー スター・デストロイヤー」もありますよ。『スター・ウォーズ』熱高まりますなぁ。

まぁギズモード・ジャパンとしては、ぜひとも「75192 ミレニアム・ファルコン」マラソンにチャレンジしていただきたい所存です。

Photo: ギズモード・ジャパン、ヤマダユウス型Video: ギズモード・ジャパンImage: レゴジャパンSource: レゴジャパン(ヤマダユウス型)