タフネスを選ぶならau!初代「G’zOne」から最新機種まで!auの歴代タフネスモデルを振り返る

タフネスを選ぶならau!初代「G’zOne」から最新機種まで!auの歴代タフネスモデルを振り返る

かつてのIDOとDDIセルラーグループが一本化され、auが誕生したのは2000年のこと。それから22年が経ち、端末の主流はケータイからスマホへ、そして通信規格は3Gから4G、そして5Gへと進化するなど、モバイル機器を取り巻く環境は時代とともに大きく変わった。

変わっていくなかでも、auが一貫してこだわり続けてきたことがある。それは、お客さまの声に応えたタフネス端末を世に送り出すこと。auは、2000年2月発売の「G'zOne C303CA」から、2021年3月発売の5Gに対応した「TORQUE 5G」、そして同年12月に待望の復活を遂げた「G'zOne TYPE-XX」まで、過酷な環境下で使えるケータイやスマホをリリースし続けてきた。

なぜauはタフネスにこだわり続けるのか。歴代のタフネス端末の企画・開発に携わってきたKDDIプロダクト企画部の近藤隆行はその理由を次のように語る。

「auがタフネスにこだわり続けているのは、『丈夫で壊れにくい端末がほしい』『あらゆる環境下で安心して使いたい』とお客さまに必要とされているからです。農業、林業、水産業、運送業、建設業などの環境でハードワークに従事される方々や、登山、釣り、キャンプ、バイク、ウインタースポーツなどのアウトドアアクティビティを楽しまれる方々の熱い要望に応えながら、タフネス性能を進化させてきました。これからも、様々なシーンで安心してご利用いただけるよう、さらなるタフネスを追求していきます」(KDDI プロダクト企画部 近藤隆行)

auのタフネス端末はどのような進化を経て、現在に至るのか?これまでauが発売したすべてのタフネス端末を振り返ってみよう。

G'zOne C303CA

カシオ計算機製のタフネスケータイ、G'zOneシリーズの記念すべき第一号機。ケータイとして初めて耐水性能と耐衝撃性能を備え、雨の中やシャワーシーンでの利用を可能にし、日常生活におけるハードな使用にも耐え得る耐衝撃性能も実現した。また、この機種はシリーズ中で唯一、auロゴ以外のタイプも存在した。

当時のカタログより G'zOne C311CA

初号機の発売から7カ月後に登場した後継モデル。基本性能はG'zOneシリーズの第一号機である「C303CA」と同じだが、デザインに若干のアレンジが加えられた。G'zOneシリーズはこのモデル以降、すべてauから発売されることになる。

タフネスを選ぶならau!初代「G’zOne」から最新機種まで!auの歴代タフネスモデルを振り返る

G'zOne C409CA

シリーズ初のカラー液晶搭載モデル。デザインはG-SHOCKを担当したデザイナーが手掛け、見た目からもよりタフネスを感じさせる無骨なルックスに。3通りの付け方が選べる「スリーウェイバックル」が付属。

G'zOne C452CA

デザインが一新され、前モデルまでの武骨なたたずまいから、丸みを帯びたスタイリッシュなフォルムに。女性ユーザーからも多くの支持を得た。機能面ではJavaアプリ「ezplus」に対応。

G'zOne TYPE-R

4年ぶりに登場したG'zOneは、シリーズ初の二つ折りモデル。これまでのストレート型とは異なり、二つ折りの場合は可動するヒンジ部が必要になるわけだが、ヒンジ部の防水と可動の両立は極めて難しく、開発に長い年月を要した。よって、このTYPE-Rの発売は、前モデルのC452CAから4年ものブランクがあったのだ。なお、カメラや電子コンパスを搭載したのも、このモデルがシリーズ初となる。モデル名のRはRacingなどの意味が込められており、起動音はレーシングカーのエンジン音が用いられている。

G'zOne W42CA

G'zOneシリーズ初のCDMA 1X WIN(auの3G携帯電話向けサービス)対応モデル。約2.4インチの大型ディスプレイと、207万画素の高性能カメラ搭載。microSDカードスロットをシリーズで初めて搭載し、着うたフルやCD楽曲データをたっぷり保存できるようになった。

また、このモデルには、Bluetoothに対応し大容量バッテリーを搭載した法人向けモデル「E03CA」も展開され、運送会社のセールスドライバーなどに利用された。

G'zOne W62CA

ケータイになによりも丈夫さを求めるユーザーから高い評価を得てきたG'zOneシリーズだが、一部のユーザーからは「サイズが大きすぎる」という声も聞かれた。そこでボディを薄型化&小型化して開発されたのがこちらのモデル。デザインも大幅に路線変更し、直線的でモダンなフォルムに。機能面では、シリーズ初のワンセグやおサイフケータイ®(EZ FeliCa)を搭載。

G'zOne CA002

2008年に発売された「W62CA」の進化版として登場。タフネス性能やカメラ性能はそのままに、デザイン面ではマイナーチェンジが施されたほか、操作時のレスポンスなど機能面も改良された。

G'zOne TYPE-X

G'zOneシリーズの10周年記念モデル。モデル名のTYPE-XのXにはギリシャ数字の「X(10)」の意味が込められている。デザインはシリーズ初期の無骨なフォルムに回帰し、G'zOneシリーズのデザインの象徴である背面の "サークルフェイス" も復活した。

G'zOne IS11CA

スマホにもタフネスを――そんなユーザーの声に応えて登場した「G'zOne IS11CA」は、G'zOneシリーズ初となるAndroid 2.3搭載スマホ。独自アプリ「G'z GEAR」のほか、おサイフケータイ、赤外線通信機能を搭載。

G'zOne TYPE-L CAL21

G'zOneシリーズ初のau 4G LTE対応モデル。そして、このモデルが当時、シリーズ最後のモデルになった。そのことから、シリーズ終了を惜しむ一部のファンのあいだでは「モデル名のLはLastのLだったのか?」などと噂が流れたが、実際はLTEのL、そして独自のクラウドサービスとして展開されたLIVE GのLの意味が込められたものだった。

TORQUE G01

京セラ製のタフネススマホ、TORQUEシリーズの第一号機。米国国防総省の耐久試験「MIL-STD-810G」に適合し、防水、防塵、耐衝撃、耐振動など11項目をクリアしたタフネスを備える。カシオ計算機によるG'zOneシリーズは2012年の「G'zOne TYPE-L CAL21」をもっていったん終了したが、auのタフネス端末の系譜は京セラのTORQUEシリーズに引き継がれていった。

当時のカタログより TORQUE G02

「TORQUE G01」で好評を博したタフネスがさらに進化。米国国防総省の耐久試験「MIL-STD-810G」の19項目に、京セラ独自の耐久試験2項目を加えた21項目に準拠した耐久性を誇る。耐衝撃性能をさらに向上させたほか、新たに耐氷結と耐荷重、そして世界初となる耐海水にも対応。サーフィン、シュノーケリング、釣りなど、海が舞台のアクティビティを愛好するユーザーにもその裾野を広げた。

TORQUE X01

TORQUEの4G LTEケータイ版。防水、防塵、耐衝撃のほか、温度耐久、耐振動、耐氷結など、18項目もの過酷な試験をクリアし、米国国防総省が定める耐久試験「MIL-STD-810G」に準拠。特に耐久性能を強化し、従来の1.22mからラワン材(木の板)への落下強度を1.8mに拡大し、さらに床材も鉄板・コンクリートへの落下試験もクリアした。

TORQUE G03

米国国防総省が定める耐久試験「MIL-STD-810G」の19項目と京セラ独自の耐海水試験・耐荷重試験の2項目を加えた21項目に準拠。新たに、約1.8mからの鉄板・コンクリートへの耐落下の試験をクリアしたうえ、ガラスを強化するハイブリッド構造を採用。屋外での利用における安心感をさらに高めた。

TORQUE G04

米国国防総省が定める耐久試験「MIL-STD-810G」の22項目および、鋼球落下、連続落下、温水シャワーなど京セラ独自の試験をクリアし、27項目に準拠。山、海、川など過酷なフィールドでも安心して使えることから、アウトドアアクティビティ愛好家のみならず、土木・建設関係や林業・農業・漁業関係で働くプロフェッショナルな人たちにも支持された。

TORQUE 5G

次世代通信規格5Gに対応。防水、防塵、耐衝撃、耐海水など歴代モデルで培われてきた高耐久性を受け継ぎながら、新たに泡ハンドソープ洗浄試験や耐薬品試験をクリア。TORQUEシリーズ史上最多となる28項目の試験をクリアした別格の耐久性を備える最強のタフネススマホだ。

G'zOne TYPE-XX

au 4G LTEに対応した二つ折りケータイ。いったんはその歴史に幕を下ろしたG’zOneシリーズだったが、20周年記念の特別企画モデルとして9年ぶりに復活を果たした。防水、防塵、耐衝撃のほか、温度耐久や耐氷結など米国国防総省規格基準テスト「MIL-STD-810H」の19項目に準拠。歴代G’zOneのデザインを担当したカシオ計算機のデザイナーたちが再結集し、このモデルのデザインを手掛けた。

以上、22年におよぶauのタフネス端末の歴史を振り返ってきたが、すべてに共通しているのは「丈夫で壊れにくい端末がほしい」「あらゆる環境下で安心して使いたい」という利用者の要望に応えた端末であること。タフネスの追求に終わりはない。auはこれからも、あらゆる利用シーンを想定しながら、さらなるタフネス性能の向上へとチャレンジし続けていく。

文:TIME&SPACE編集部

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