「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
有線と使い分けてもいい。
ホームオフィスのデスクまわりをすっきりさせたい、という方におすすめなガジェットといえば、スマートフォン用のQiワイヤレス充電器です。今回はWirecutterのNick Guy記者が選ぶ、おすすめQiワイヤレス充電器をご紹介します!
ワイヤレス充電器は有線より充電速度は低いですが、いちいちケーブルでつなぐ必要がないためスマホの充電には非常に便利です。ワイヤレス充電器にはスタンド型とパッド型(平置き型)があり、充電中にもスマホを使うことができるので我々はスタンド型をおすすめしています。
スタンド型のなかでも、2017年から900時間テストを重ねた我々がおすすめするQiワイヤレス充電器第1位は、RAVPower Wireless Charging Stand(RP-PC069)。iPhoneでもAndroidでもスピーディに充電できる、スマートフォンに最適なQiワイヤレス充電器です。しかも、ケーブルやACアダプタなど、低価格の充電器ではなかなか見られない付属品も充実しています。
残念ながらRAVPower RP-PC069が製造中止になってしまったため、現在それに代わるナンバーワンを鋭意探索中です。「そんなの待てない!」という方に代替品としておすすめなのがAnker PowerWave 10 Stand。アダプタが独特で充電速度も若干遅めなので今回はランキング圏外でしたが、それ以外の点では高機能なので欠点が気にならない方はチェックしてみてください。
最高のiPhone・Androidワイヤレス充電器
iPhoneとAndroidスマホを高速充電可能。ACアダプタと長めのUSBケーブルが付属しています。
RAVPower Wireless Charging Stamd (RP-PC069)は一般的なスマホを約1時間で0%から50%まで充電してくれます(平均的なQi充電器なら、30%から40% )。急速充電に欠かせないケーブルとACアダプタも付属しているので、別売りのオプションを購入する必要もありません。電源表示ランプは適度な明るさで、暗い部屋でも邪魔になることはないでしょう。どうしても気になる、という場合も簡単にカバーできます。音も静かで、黒と白のシンプルなカラーバリエはどんな環境にもしっくりなじみます。ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)認証つきで安全性にも問題ありませんが、18カ月の保証つきなので、いざという時も安心です。同社のサイトに顧客登録すれば、さらに1年間保証が延長されます。
対応W数 | iPhone 7.5W、Android 10 W |
コネクタ | Micro-USB |
同梱品 | スタンド型充電器、Micro-USBケーブル(約30cm)、24 W QC 3.0 電源アダプタ |
iPhone12向け充電器
この製品はマグネット内蔵タイプで、スマホがずれる心配がありません。iPhone純正品ではありませんが、高速充電でiPhone12モデルに最適です。
スマホの機種にかかわらず、ワイヤレス充電器ならスタンド型が便利です。ただ、MagSafeを搭載したiPhoneを持っていて、充電中にもスマホを使用できるマグネット内蔵の充電器を探している方には、RAVPower’s Magnetic Wireless Charger (RP-WC012)がおすすめです。
Apple純正品や認定商品ではないのでMagsafe(15W)の充電速度をフルに発揮することはできませんが、スピードの差はごくわずか。第1位の製品と同じくらい高速です。Apple純正品ではるかに高額なMagSafe充電器と同じく、内蔵されたマグネットでスマホをがっちりキャッチ。そして、この価格で20WのUSB-Cタイプの電源アダプタがついているのは嬉しいところ。ちなみにMagSafe充電器は別売りオプション扱いです。Qi対応のAndroidデバイスも充電できますが、どちらかというとiPhone寄りの仕様です。
対応W数 | 7.5 W(iPhoneの場合)、15 W(Android) |
コネクタ | USB-C |
同梱品 | 40インチUSB-Cケーブル付き磁気ワイヤレス充電器、20 W USB-C 電源アダプタ |
リーズナブルなパッド型ワイヤレス充電器
この製品にはUSBの電源アダプタは付属していません。それでも、ナイトスタンド代わりに使う場合や、高速充電でなくても良い、という方にはお手頃価格のおすすめ製品です。
リーズナブルなスタンド型ワイヤレス充電器
この製品は他の安価なスタンド型ワイヤレス充電器と比べて電速度はゆっくりですが、信頼性があるため夜間の充電には最適です。ただ、USB電源ケーブルはついていません。
「できれば充電器にお金をかけたくない」、「USBケーブルでデスク周りが散らかるのはイヤ」という方におすすめなのがAnker PowerWave Base PadとAnker PowerWave Standです。どちらもMicro-USBケーブルは付属していますが、USB電源はついていません。
Anker PowerWave 10 Stand(改善版) ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 12 / 12 Pro Galaxy 各種対応 最大10W出力 (ブラック)2,499円
Anker PowerWave Base Pad ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 12 / 12 Pro Galaxy 各種対応 最大10W出力 (ブラック)2,599円
Ankerの充電器は最速ランクの充電器よりも充電率が1時間あたり約20%劣りますが、その分価格は割安に。充電表示ランプは小型で目に優しいブルー。夜間でも眠りを妨げることはなさそうですが、どうしてもまぶしい場合でも簡単にカバーできます。 AnkerによるとQC 3.0電源アダプタと組み合わせることでSamsung Galaxyなら10W、最新のiPhoneなら7.5W(Base パッドのみ)で充電可能だとか。ただ、我々のテストではいずれも5Wが最大でした。
対応W数 | 5W |
コネクタ | Micro-USB |
同梱品 | パッド型充電器・スタンド型充電器、Micro-USBケーブル(約91cm) |
Qiワイヤレス充電規格に対応するスマホを持っていて「ケーブル接続なしで充電したい」という方向けの商品です。Qi充電器なら充電パッドの上に置くだけでOKなので非常に便利です。いちいちケーブルを抜き差しする手間もありませんし、充電ポートの摩耗に悩まされることもありません。LightningやUSB-Cポートを使わないので、ヘッドフォンジャックがないスマホでも、充電しながらヘッドフォンで音楽を楽しむこともできます。
注意してほしいのは「ワイヤレス」と冠してはいるものの、充電パッドをUSBポートや電源アダプタにつなぐ必要はあるということです。Qiは磁気コイルでエネルギーを転送することでデバイスに電力を供給するため、本来は「磁器充電」という用語の方が適切なのかもしれません。しかし、一般的には「ワイヤレス」という呼び名が普及しているため、本ガイドではそのように呼称します。
Qi (「チー」と発音)はワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)が認定するワイヤレス充電規格です。WPCはAppleやSamsungなどのデバイスメーカー、BelkinやMophieといったアクセサリメーカーを含む220以上の企業が参加する業界グループです。充電器がWPC認定を得るためには特定の研究機関で試験を経なければなりません。 現状Qi規格と互換性のあるスマホはiPhone、Samsung Galaxy、GoogleのPixelモデル(ハイエンド機種)になります。
ワイヤレス充電は便利ですが、充電時間をできるだけ短縮したい人は有線での充電をおすすめします。ワイヤレス充電の方が時間もかかりますし、表示されるワット数が必ずしも充電のスピードを示しているとは限りません。安価な12 W USB充電器でもQi充電器よりも30%速くiPhoneをフル充電しますし、18 W USB PD充電器をAppleのUSB-C Lightningケーブルと組み合わせれば充電スピードはさらに50%アップします。Androidの場合はQualcomm Quick Charge アダプタで同様の結果が出ます。
ワイヤレス充電のもう1つの欠点は、ケーブル接続の場合と異なり充電中にスマホを手に取って使用できないことです。なので、Netflix視聴やTwitterを見るときなどには不向きです。就寝中や机やキッチンで画面を見ながら充電する場合に適したオプションといえます。
しかし、2020年にAppleがiPhone12のアクセサリラインナップとしてMagSafe充電とマグネット内蔵システムを展開開始しました。これで通常のQi充電器(7.5W)の2倍にあたる最大15Wでの充電を実現。充電中もスマホを使うことが可能なうえ、マグネットがスマホを適切な位置で保持してくれるので「スマホとパッドがずれて充電できてなかった!」という事態を防ぎます。MagSafe認証済みの充電器以外にもマグネットシステムを搭載する非純正の磁気充電器はありますが、充電スピードではMagSafeのほうが格上です。
「ACアダプタとか、付属品を買う必要のないワイヤレス充電器がほしい!」という方におすすめなのが、RAVPower Wireless Charging Stand (RP-PC069)です。今回テストした中でiPhone、Android問わず充電スピードは最速で、WPC認証つき。ベーシックなデザインは場所を選ばないので、デスク上でもベッド脇でもOK。もちろん睡眠を妨げるようなノイズもありません。
RP-PC069の魅力はその充電スピードです。この水準をクリアできるのは同スペックでパッド型のRAVPower RP-PC058と他社製品2つだけでした。就寝中はもちろんデスクでの作業時にも簡単に電力チャージできます。iPhone 12とLG V30のバッテリーともに30分で容量の約25%、1時間後には45%から50%まで回復しました。最速の有線充電器には倍以上速いものもありますが、他のワイヤレス充電器と比較するとインパクトのあるパフォーマンスを見せました。
RAVPowerのプラスチック製スタンドの面積は約3×3インチで(約7.5×7.5cm)で、下部にゴム製のリングがついていてグリップも十分。高さは約12.5cmでうしろに20度ほど傾いているので、スマホ画面が見やすくなっています。もちろん、スマホの顔認証もばっちり機能します。カラーバリエは黒か白、外観はシンプルで悪目立ちしません。
充電開始時にスマホを正しい位置にセットしなければならないパッド型と違い、スタンド型では常にスマホが充電コイルと接続しています。横向き充電もできるのでベッドのおともにも最適です。
Anker Power Wave Padではファン音がしたり、他の機種でも回転音やうなり音などが気になりましたが、本製品はそれもありません。充電表示ランプも小ぶりで、部屋全体を照らすようなことはありません。我々がテストした機種では、充電が完了するとランプも消えました。
このモデルは電源に標準のMicro-USBケーブルを使用し、他の充電器よりも頑丈な約122cmの布被覆ケーブルが同梱されています。また、ケーブルのみでアダプタのないQi充電器もあるなか、24 W Quick Charge 3.0 電源アダプタも付属しています。この2つがセットになっているのは非常にありがたいですね。ケーブル、アダプタのいずれもすぐに安価で交換できるので、紛失や破損しても安心です。
RAVPowerには18カ月保証が標準でついており、製品登録するとさらに1年間延長されます。それよりも長い保証を提供するQi充電器を探すなら100ドル以上の出費が必要になります。ちなみにAnker充電器の保証期間は延長オプションなしで最大18カ月、他のブランドは1年間でした。
RP-PC069はQuick Charge 3.0 USB充電アダプタ(18W以上)に接続しているときは機能したのですが、標準のUSBケーブル(5Wから12W、5V)ではまったく使えませんでした。RAVPowerの担当者はこの制限について認めており「ワイヤレス急速充電をサポートするには、付属のQC 3.0充電アダプタの使用をおすすめします。本ワイヤレス充電器は5V入力充電をサポートしていません」と話しています。なので、もし付属のアダプタを紛失したり壊してしまうと不便なことになります。ただ、この製品はモバイルバッテリーや携帯用の有線充電器と異なり、固定タイプのしっかりとしたデバイスなので、あまり心配はないでしょう。万一の時にもRAVPowerの保証対象になるので安心です。
他のスタンド型充電器と同様コイルが高い位置にあるため、スタンド上でスマホ型以外のデバイスを充電することはできません。そのためワイヤレス充電ケース付きのAirPodsなど、小型のアクセサリも充電したいという方はパッド型のワイヤレス充電器の購入をおすすめします。
RP-PC069の充電表示ライトはグリーンに点灯し、満タンになるとライトが消えます。手動でオフにすることはできませんが、それはテストしたすべての充電器が同様でした。暗い部屋でまぶしいと感じる場合は、LEDを絶縁テープなどで覆ってください。
テストしたユニットのうち1つはデスクで若干ぐらついていましたが、もう1つは問題ありませんでした。Amazonのレビューには本製品の不具合を指摘するものもありましたが、その要因は初期不良かユーザー自身の使い方によるものまでさまざまでした。あくまで機械なのでもちろん不具合が見つかることもあるでしょう。だからこそ、我々はカスタマーサービスが充実したブランドをおすすめしています。
本製品をおすすめ第1位として紹介した2019年半ば以降、私はホームオフィスのデスクでRAVPower RP-PC069を使い続けており、12種の携帯電話で数千時間ものテストと日常使いを重ねていますが、今も問題なく動いています。
iPhone 12を「充電しながらスマホを使いたい」という人におすすめなのが、RAVPower’s Magnetic Wireless Charger (RP-WC012)です。マグネット式ワイヤレス充電器なのでスマホカバーなしか、MagSafe対応マグネットがついたケースをつけて使用すると自動で適切な位置に合わせてくれます。これで、パッド型にありがちな「スマホがずれて、ちゃんと充電できなかった!」という事態を防ぎます。古いiPhoneやAndroidでもRP-WC012は使えますが、充電器の中にあるコイルの位置と合うよう、注意する必要があります。
Apple純正のMagSafe充電器よりも充電スピードは若干遅めですが、一般的なサードパーティのワイヤレス充電器(オススメ第1位を含む)と同程度の高速充電を実現しています。しかも、Apple純正品と比べると価格は割安。純正品の半分の価格で充電器と電源アダプタを購入することができます。 MagSafe充電システムには、「位置を合わせやすい」「15Wの高速充電」という2つのメリットがあります。ただし、後者はAppleが提供するコンポーネントを採用した充電器でのみ利用可能です。RP-WC012を含め、MagSafe方式の充電器でも同様に取りつけできますが、充電スピードは7.5Wまでに制限されます。
iPhone 12でのテスト全般を通してRP-WC012の充電スピードはRP-PC069と同じ水準で、完全に空になったiPhoneを30分で25%、1時間で51%まで回復しました。ワイヤレス充電の欠点ともいえる充電スピードを高速化するには公式のMagSafe充電器を使用するのが1番ですが、Appleのいう「純正品のパフォーマンスは2倍」ほどの差はありません。同じ30分と60分のテストで、Apple純正MagSafe充電器のチャージ率はそれぞれ33%と60%でした。これだけの違いに、2倍のコストをかける価値があるとは思えません。1秒でいいから充電スピードにこだわるという方はAppleの純正品を選んでください。
AppleはMagSafe充電器のほかに20 W USB-C電源アダプタも購入するよう推奨しています(Apple純正なら2,000円ほど、我々が推奨するサードパーティ製なら価格は半額)。RAVPowerにはPD Pioneer 20W電源アダプタ(RP-PC149)が同梱されていますので、価格も割安なうえ、アダプタを追加購入する必要はありません。
RP-WC012はWPC認証されていませんが、Apple純正MagSafe充電器を含めて記事執筆時に認証済みのマグネットタイプ充電器はまだありません。ただし、RAVPowerはQiワイヤレス充電器の実績が十分あるので、認証なしでもおすすめしています。
人気メーカー製でコスパ抜群のWPC認定充電器が欲しい! という方におすすめなのがAnker PowerWave Base PadとAnker PowerWave Standです。上位機種や有線式の充電器と比べると充電スピードはやや遅いですが「充電スピードにこだわらない」という方には最適です。いずれも電源アダプタは付属していませんが、携帯電話やタブレット用充電器に使われるUSB充電器に対応していますし、オプションで購入することも可能です。電源アダプタを含まない製品の中では最安価格です。もしコストをかけるなら、アダプタなしの別製品よりもアダプタつきのRAVPowerを購入することをおすすめします。
Anker PowerWave 10 Stand(改善版) ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 12 / 12 Pro Galaxy 各種対応 最大10W出力 (ブラック)2,499円
Anker PowerWave 10 Stand(改善版) ワイヤレス充電器 Qi認証 iPhone 12 / 12 Pro Galaxy 各種対応 最大10W出力 (ブラック)2,499円
今回のテスト(Quick Charge 3.0電源アダプタを使用)では、PowerWave Base PadとPowerWave Standの両方で、完全に放電したiPhone 12のバッテリーが30分で15%弱、1時間後には30%にまで充電されました。
AnkerはBase Padについて「QC3.0アダプタを使用すれば最新のiPhoneを7.5Wで充電する」と主張していますが、我々のテストではそれを否定し、5Wの充電器と変わらないことがわかりました。これは特にiPhoneを30分で12~25%、1時間で45%程度に回復させるRAVPower充電器の充電スピードと比較すると、かなり遅いペースです。
それでもこれらのAnker充電器は購入するだけの価値があります。すでにお手持ちのACアダプタまたはUSB充電器で動作しますし、コンピュータのUSBに接続することも可能。ただ、スピードにこだわる人や予備のUSBコンセントがない場合はRAVPower RP-PC069をおすすめします。
Anker PowerWave Standはほとんどがプラスチック製で、底面にズレ防止のゴムがついています。サイズはRAVPower RP-PC069とほぼ同じ。スタンドはやや鋭角気味でFace ID認証にも対応しており、下部の端には小さなブルーの表示ランプがついており、充電中は小型の青色LEDが点灯します。
PowerWave Base Padは長さ15cm、幅4.5cm、厚さ約1.3cmで丸みのある長方形。上部は滑りにくいラバー素材で、カバーなしのスマホを所定の位置にしっかり保持してくれます。粘着性はないため、下部にある同じラバー素材の台で位置を固定します。いずれの機種もノイズはありません。
保証は18カ月でRAVPowerと異なり延長オプションはありません。Ankerの充電パッドを長年使用しても問題が発生したことはありませんが、別のデバイスでAnkerの修理サービスを受けたことのあるスタッフによると、対応は手際よく迅速だったそうです。AnkerのQiワイヤレス充電器についてはAmazonでいくつか不具合に触れるレビューもありましたが、保証がしっかりしているので安心です。
クレジットカードや現金を入れるタイプのスマホケースは、ワイヤレス充電に不向きな場合があります。また、最近人気の金属製クレジットカードも磁気を用いた充電をブロックしてしまうことがあります。
ワイヤレス充電はしたいけど、ウォレットタイプのケースもほしい…という方には二つ折りのスマホケース、あるいはAppleのiPhoneレザーウォレットのように取り外し可能なウォレットをおすすめします。
AppleのMagSafe充電器はiPhone 12シリーズ向けとしては最速の磁気充電器であり、我々がおすすめするマグネットタイプのものより充電速度は20%上です。ただ20WのUSB-C 電源アダプタが同梱されていないので、フルパッケージのRAVPower RP-WC012よりもコスパは下がります。スピード重視の磁気ワイヤレス充電器が希望であればMagSafe充電器がよいでしょうが、コスパのいいRAVPowerモデルのほうが満足するという方がほとんどだと思います。
SatechiのUSB-C Magnetic Wireless Charging CableとSpigenのPowerArc ArcFieldはRAVPower RP-WC012 と同じく高速で価格も同等ですが、電源アダプタは付属していません。
ChoetechのMagnetic Wireless Chargerの価格はRAVPower RP-WC012とほぼ同じで、電源アダプタも付属していますが、充電スピードは約20%低下します。
Sonix Magnetic Link Wireless Chargerの充電スピードはRAVPowerの磁気充電器の半分程度で、電源アダプタは付属していません。
ESRのHaloLock Magnetic Wireless Chargerはマグネットを内蔵したパッド型充電器なので、MagSafe対応のスマホならズレる心配はありません。我々のテストではほかの充電器よりもはるかに低速で1時間に30%程度でした。また、電源アダプタもありません。
パッド型充電器ならRAVPower Fast Wireless Charger (RP-PC058)は最適なオプションです。スタンド型のRP-PC069と同じ10Wの給電コイルを搭載しているため、同じくスピーディに充電可能で、ケーブルとACアダプタも付属しています。同じスペックでもスタンド型よりも割安なので、パッド型がいいという方もいるでしょう。一度充電器に置いたらあとは画面を見ないという方にもおすすめです。ただ、一般的にはスタンド型のほうが便利だといえます。
SpigenのSteadiBoost Flex Wireless Chargerはコンバーチブル型の充電器。スタンドとしても折りたたんで平面の置き型としても使用できます。我々のテストでは、iPhoneとAndroidの両デバイスで最高充電スピードに達しました。ただ、電源アダプタは付属していないにもかかわらず、価格はアダプタ付きのRAVPower RP-PC058と同じくらい。スタンド型とパッド型の両方を一度に手に入れたいのなら買う価値がありますが、通常はどちらか片方で十分こと足ります。
AnkerのPowerWave Sense Pad AlloyはiPhoneとAndroidの両機種でRAVPower RP-PC058と同等の充電スピードを実現。ケーブルとQuick Charge 3.0充電器もついています。メタルボディをファブリックで覆った表面はおしゃれなコースターのようですが、その分価格もRAVPowerより高価です。もう少し値下がりするか、おしゃれガジェット好きな方限定でおすすめします。
AnkerのPowerWave II StandとPowerWave II PadはいずれもRAVPowerより低速なうえ、USB式ではなく独自の電源アダプタを採用しており変換も面倒です。パッドは推奨するRAVPowerモデルよりも滑りやすいものでした。2つのUSB-AポートがついたPowerWave 10 Standも充電速度は同等で電源も同タイプのものですが、合計出力12WのUSB-Aポートを2つ搭載しているという利点があります。
AnkerのPowerWave Padは以前「コスパ重視のおすすめ製品」としてご紹介したこともありましたが、同じ価格のPowerWave Base Padよりもやや低速です。
Samsung EP-NG930も以前は「お気に入りのスタンド型」でしたが、より優秀なモデルと比べるとスピードに欠け、見栄えもあまりよくありません。
iOttie iON Wireless Plus Fast Charging Padは我々がテストした中ではかなりデザイン性の高いQi充電器。ただ中身は低速で、充電していないときに小さなビープ音が断続的になっているため耳障りだと感じる人もいるでしょう。同機種のスタンド型も同じく見栄えはいいですがノイズは聞こえませんでした。ただ、iPhone XRとLG V30のいずれも充電速度はRAVPower RP-PC069より低速でした。
Anker PowerWave 7.5W Padは非常に高速で、テストではLG V30が1時間の充電で最大57%になりました。ただ、他の充電器よりもはるかに高額で、充電中はファンが音を立てて回転するのでうるさく感じました。Anker PowerWave 7.5W Standも充電スピードは速いですが、ACアダプタなしのモデルとしては高額です。
Google Pixel StandはQi対応のスマートフォンを5 Wの速度で充電しますが、高速充電やGoogle Assistant ディスプレイなどの特別な機能はGoogle Pixel 3またはPixel 4の充電時にのみ機能します。
Logitech Powered for iPhoneの価格はこれまでおすすめしてきた充電器の数倍でありながら、それほど高速充電というわけでもありません。ケーブルは取り外しができないので、断線した時にケーブルだけ交換するといったことはできません。
Belkin Boost Up Bold Wireless Charging Pad 10Wは価格の安い製品よりも充電速度がはるかに遅く、高音のコイル音が発生しました。Belkinは我々のテストについて「同社でのテストデータを反映していない」とコメントし、「Belkinの充電パッドは最新の競合製品よりも一歩優れている」と話しています。しかし、たとえ実際のパフォーマンスが良かったとしても、これだけの価格に見合うだけの価値はないと思われます。
Mophie Charge Stream Pad Miniは我々がテストした中で最小のQi充電器です。パフォーマンスは良好でしたが、競合製品と比べると低速でした。
Twelve South PowerPicは我々が出会ったなかで最もクレバーなデザインのQi充電器です。充電面が写真立てのようなフレームに収まっていて、充電していない時は5×7インチの画像を表示できます。いかにもなガジェット感があり、家の雰囲気に溶け込むデザインになっています。ただし、価格は高額。電源アダプタもついていませんし、特に高速というわけでもありません。10Wと表示されていますが、我々のテストでは5Wの充電器と同じ結果になりました。
Case-Mate Wireless Power Padはパッド型ですが、付属のプラスチック製スタンドでスタンド型としても使えるコンバーチブルタイプ。充電速度も期待通りで文句はないのですが、いかんせん価格が高い。ここでご紹介したおすすめQi充電器の約2倍の価格は高すぎます。
Satechi Wireless Charging Padは洗練された外観でオシャレなのですが、パッドの表面が他の良品と比べて滑りやすいのが玉にキズ。電源アダプタもついていないので、必要に応じて用意しなければなりません。iPhoneの充電にかかった時間はやや遅めでした。
※尚、本ガイドでおすすめ第一位のRAVPower Wireless充電スタンド (RP-PC069)は、現在製造終了しています。あらたなおすすめアイテムを探索中ですので、近日中にあらためてご紹介します!
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