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速報

2021年8月28日 05時00分 (8月28日 05時01分更新)

光の点滅で木から飛び立つムクドリの群れ=浜松市で(パイフォトニクス提供)

 ムクドリやカラスなど野鳥による騒音や農産物を食べ荒らす被害を減らそうと、人工知能(AI)など先進技術を活用した製品やシステムの開発が中部地方で活発化している。鳥は学習能力に優れ、危害がないと判断すれば対策に慣れてしまうため、開発に当たる企業や大学の研究者らは持続性が高い対策の実現に知恵を絞っている。 (竹田弘毅) 産業用の発光ダイオード(LED)照明を製造するパイフォトニクス(浜松市)は、鳥獣を追い払う携帯型照明を開発し、自治体や企業に定額で貸し出す事業を四月に始めた。浜松市の中心市街地では十年以上前からムクドリの群れが街路樹に集まり、騒音やふんが問題になっていた。 「ホロライト・チェッカーズ」と名付けた製品は、幅十三センチ、高さ二十二センチの箱形で、鳥に向けて取っ手を引くと二十五個のドット状の光を放つ。高速で点滅することから人間の目には常に点灯しているように映るが、鳥には市松模様に並ぶ光が交互に点滅して見えるため、驚いて逃げる。 爆音による威嚇や、ねぐらとなる木の刈り込みといった従来の手法と比べ、騒音や環境負荷がないのが利点。同市や愛知、三重両県の駅前や集合住宅に集まる鳥の追い払い...

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