空中給油機協定「訓練拡大、米軍基地化考えていない」 九州防衛局、解釈「鹿屋市と相談し整理」

空中給油機協定「訓練拡大、米軍基地化考えていない」 九州防衛局、解釈「鹿屋市と相談し整理」

KC130空中給油機

空中給油機協定「訓練拡大、米軍基地化考えていない」 九州防衛局、解釈「鹿屋市と相談し整理」

 米空軍無人偵察機「MQ9」の一時展開が検討される海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)で実施する米軍KC130空中給油機訓練を巡り、九州防衛局は7日、同市と結んだ協定の解釈について「今後、鹿屋市とも相談しながら整理する」との見解を示した。協定には「訓練拡大や米軍基地化は考えていない」との文言があるが、現時点で明確な説明を避けた。【写真】米空軍などに配備されている無人機MQ9(米ジェネラル・アトミクス社のパンフレットから)

 防衛局は1月27日にMQ9展開案を市に説明。報道機関から「協定は無人機展開の障害にならないのか」「協定をどう整理しているか」との質問を受け、7日に回答した。 同局は「鹿屋市長と当局局長の間で締結し、その内容や解釈を当局から一方的に説明するのは先方に失礼」と前置きし、日米間の調整が進み、展開案の内容が固まり次第、整理するとした。 KC130は米軍岩国基地(山口県)所属。訓練を受け入れた鹿屋市と防衛局は2016年2月、「空中給油機KC130の鹿屋基地におけるローテーション展開に関する協定」を締結。19年から訓練を実施している。

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