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11/03/2022
近頃話題の「リレーアタック」。バレーボールとかの新戦略? ヒーローの必殺技? いいえ、新手のクルマ窃盗方法です。悪い奴らが使う自動車泥棒テクニックですね。
リレーアタックのターゲットとなるのは、スマートキーなどと呼ばれる「電波でドアのロックを解除したりエンジンをかけたりできるキー」を採用しているクルマ。イマドキのクルマの多くがスマートキーを採用しています。
キーとクルマが電波で通信することにより、ボタン一押しでエンジンがかかったりドアのロックを解除できたりするというしくみですが、車体(の通信機箇所)とキーが十分近接していないとエンジンをかけたり解錠したりできません。車種にもよると思いますが、車体とキーの距離1m以内でないとドアロックが解除できなかったり、キーが車内にないとエンジンをかけられなかったりします。
でも、リレーアタックの場合、クルマとスマートキーが近接していなくても、ドアロック解錠やエンジン始動が可能。たとえば玄関にスマートキーが置いてあり、家の外の駐車場にクルマが駐めてあっても、悪人がドアロックを解除してエンジンをかけてクルマを盗んでいってしまいます。
どうやってるの? 玄関のスマートキーと駐車場のクルマの間を「特殊な道具」で「電波的に近接した状態にしてしまう」そうです。実質的にスマートキーとクルマが十分近くにあるように「クルマやスマートキーを欺いてしまう」というわけです。
もちろん、玄関にスマートキー、外の駐車場にクルマ、というシチュエーション以外でも、リレーアタックが行なわれる可能性はあります。窓際にスマートキー、外にクルマとか、キャンプ場のテント内にスマートキー、ちょっと離れた駐車場にクルマとか。犯人(たち)がスマートキーおよびクルマにある程度(1m以内などに)近づければ、リレーアタックでクルマを盗まれてしまう可能性があるというわけです。
ヤバいじゃん!! どうすれば?
今すぐできる対策方法としては、スマートキーが発する電波を遮断することです。スマートキーとクルマが電波で通信することにより、ドアロック解除やエンジン始動が可能になりますが、その通信を遮断すればドアロック解除やエンジン始動も不可能になります。つまりリレーアタックを防げます。クルマ側の電波発信・受信部は複数箇所ありパネル内に埋め込まれていて電波を遮断しにくいですが、スマートキーは小さいので電波を遮断しやすそうです。
というわけで、「スマートキーから出ている電波の遮断」をあの手この手で試みてみました。身近にあるもの、すぐ手に入るものでトライしてみましたので、以下にその方法と結果をご報告申し上げます~♪
なお、以下に述べる結果は、筆者のクルマおよびスマートキーで試したものです。車種などによっても結果が変わってくると思いますので、あくまでもご参考までに。実際にリレーアタック対策として以下の方法を使う場合は、ご自身で十分試してご納得のうえ実行してください。「ここで紹介されている方法を使ったけどリレーアタックで高級車盗まれたぜぇ~!」とかいう結果になっても、筆者およびインプレスは一切の責任を負いませんスイマセン。