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11/03/2022
ほのぼのとしたタッチで日本の原風景を描いた長野県諏訪市出身の画家・原田泰治さんが亡くなりました。81歳でした。
去年9月、幼少期を過ごした飯田市に絵本などを寄贈した時の原田泰治さんです。
原田泰治さん(当時):「(南信州は)ずーっと忘れない絵の原点」
1940年・諏訪市生まれの原田さんは小児麻痺で足が不自由な中、「ふるさと」をテーマに、日本の原風景を描いてきました。1999年に紺綬褒章を受章しています。
原田泰治さん(NBS月曜スペシャル2010年映像より):「信州を描けば、日本の全てを描いたことになると思ってやってきた」
1998年に諏訪市にオープンした「原田泰治美術館」は、多くのファンを集めてきました。
家族によりますと、先月、入院先の病院で悪性リンパ腫がわかり、闘病中の2日深夜、容体が悪化して亡くなったということです。
娘・原田美室さん:「あまり苦しまずに静かに死を迎えていけたということで、父も人生を全うできたのではないか」
葬儀は近親者のみで行い、今月8日から新型コロナで休館していた美術館を再開するということです。
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