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11/03/2022
結婚式などのイベントや、日常のちょっとしたスナップ撮影、友達との思い出づくりなど、あらゆる場面で活躍する“インスタントカメラ”。フィルムならではの独特な風合いが楽しめるだけでなく、基本的にはシャッターボタンを押せば簡単に撮影でき、軽くて持ちやすい製品が多く、写真がその場で現像・プリントできるなど、とにかく手軽な点が魅力。
今回はインスタントカメラの代名詞であるinstax〈チェキ〉シリーズに焦点をあてて、その魅力とおすすめ製品を紹介していきます。
フィルムカメラというと、写真屋で現像・プリントしてもらうことで初めて出来上がりを確認できるのが原則です。しかし中には、撮った写真をその場で現像・プリントして楽しめるものがあります。それが「インスタントカメラ」です。
インスタントカメラには、「チェキ」や、かつてポラロイド社が作っていた「ポラロイドカメラ」といった商品が含まれます。
チェキとは日本を代表するカメラメーカーの1つ“富士フイルム”の登録商標で、1998年の登場から20年以上経った今でも根強い人気を誇るカメラです。アナログカメラから、デジタル要素を持ったハイブリッド、スマホからプリントできるプリンターなど、現在もあらゆるラインナップが手頃な価格で購入できる点が人気の理由でしょう。
【参考】歴代チェキの歩み(富士フイルム)
instax〈チェキ〉シリーズは、フィルムのサイズ別に3種類に分けることができます。
まずは、定番であるカードサイズの「instax mini シリーズ」。フィルムフレームのデザインやカラーバリエーションが豊富で、結婚式をはじめイベントでもよく使われています。
画像出典:富士フイルム
2つ目は、フィルムの画面サイズが縦横比1:1の「instax SQUARE シリーズ」。フィルムの大きさはinstax miniシリーズの約1.3倍で、正方形のスクエアフォーマットを採用しているため、Instagarmに馴染みの深い若い世代にも人気です。
画像出典:富士フイルム
3つ目は、instax miniシリーズの2倍サイズのフィルムである「instax WIDE シリーズ」。その名の通り、カメラ本体もフィルムのサイズも大きいのが特長で、普段デジカメなどで横長の写真を撮っている方でも扱いやすいはず。ダイナミックな写真を撮りたい方におすすめです。
画像出典:富士フイルム
【参考】【豆知識vol.01】チェキって3種類あるって知ってた?(富士フイルム)
富士フイルムのオンラインストア“フジフイルムモール”での価格は、instax mini 11の本体が8580円(税込み)、ミニフォーマットフィルム(※)が814円(税込み)。instax SQUARE SQ6の本体は1万4850円(税込み)、スクエアフォーマットフィルム(※)は1100円(税込み)。instax WIDE 300の本体は1万4168円(税込み)、ワイドフォーマットフィルム(※)は1812円(税込み)です。
※フィルムは全て1パック10枚入り。フィルムには様々な種類がありますが、こちらで紹介しているのはフレームが無地タイプのスタンダードなカラーフィルムです。
【参考】フジフイルムモール
チェキフィルムには使用期限が設けられています。箱の上部などに記載されているので、自宅にある古いフィルムを使いたい場合は、期限を確認しましょう。また、正規店ではないインターネットショップなどを利用する際に、あまりに価格が安いフィルムが売られている場合は、使用期限が迫っている可能性があるので注意。
使用期限が少しでも過ぎると全く使えなくなる、というわけではありませんが、写真がきれいに仕上がる可能性が低くなってしまいます。チェキ用フィルムは現在も流通しているので、期限内の製品を使うことを強くおすすめします。
チェキを頻繁に使いたいという方は、複数パック品を購入すると比較的お得にフィルムを入手できます。購入の際は使用期限をきちんと確認し、使い切れるかどうかを判断しましょう。
続いて、現行品チェキのおすすめ製品を紹介します。
「instax mini 11」は、価格の手頃さと使いやすさを兼ね備えた初めての一台にピッタリのモデル。
特別な操作はしなくとも、周囲の明るさに応じて最適なシャッタースピードやフラッシュ光量をカメラが自動で設定してくれるので、シャッターを押すだけできれいな写真が撮れます。また、自撮りができる「セルフィーモード」といった便利機能も装備。カラーバリエーションも豊富です。
【参考】富士フイルム公式サイト製品詳細ページ
プリントしてみないと仕上がりがわからないというワクワク感がチェキの魅力ではありますが、集合写真などはできるだけ写りが良いカットをプリントしたいものです。
そこでおすすめなのが、アナログなチェキの魅力とデジタルの良さを併せ持ったinstaxカメラシリーズ史上最軽量のモデル「instax mini LiPlay」。モニターを見ながら、より良い一枚を選んでプリントできる便利な一台です。スマホと連携することで多彩な機能が使える点も魅力。
また、多種多様なフレーム/フィルターを選択可能で、カメラで録音した音をQRコードにして、撮影画像と一緒にプリントできる機能や(最大録音時間10秒)、本機を使ってスマホ写真もプリント可能。スマホを使った遠隔操作もできるので、集合写真の撮影にも便利です。
【参考】富士フイルム公式サイト製品詳細ページ
縦横比1:1の正方形写真が好きな方には、「instax SQUARE SQ6」がおすすめ。Instagramをよく利用する方であれば、正方形写真のほうが撮りやすいかもしれません。
オートモードやセルフィーモード、30~50cmまで被写体に近づけるマクロモード、遠くまでシャープに写せる遠景モード、2枚の写真を重ねることで芸術的な写真が撮影できる二重露光モードなど、基本機能から応用的な使い方まで、幅広く使えます。
【参考】富士フイルム公式サイト製品詳細ページ
また2020年11月には、スクエアチェキのラインナップに、よりシンプルな操作性が魅力の「instax SQUARE SQ1」が新たに加わりました。
レンズリングを回すだけで、電源を入れたり、セルフィーモードに切り替えることができるなど、直感的な操作が可能な一台。こちらも要チェックです。
【参考】富士フイルム公式サイト製品詳細ページ
フィルムサイズが大きく、大人数での集合写真撮影に最適なチェキカメラが、「instax WIDE 300」です。
40cmまで近づける接写レンズ付きのため、ワイドなサイズ感を活かしたダイナミックな寄り写真の撮影も可能。距離に応じて発光量を調整する「高精度オートストロボ」や、逆光時でもきれいに補正できる「ストロボ強制発光機能」、写真の明るさを補正可能な「濃淡コントロール機能」などを備えています。
また、三脚穴やフィルム残数等を確認できる背面のLCDといった、実用性を考慮したスペックも特長です。
【参考】富士フイルム公式サイト製品詳細ページ
チェキで撮影したあと、カメラから出てきたフィルムを振っている方がいますが、実はこの方法では写真をきれいに現像できなくなる可能性があります。
撮影前のチェキフィルムには現像剤が仕込まれていて、撮影後、本体からフィルムを排出するまでの間にカメラが現像剤をフィルム全体に均一に広げることで、撮影した画像がフィルムに浮かび上がってきます。そのため、本体から出てきたフィルムをフリフリ……と振ってしまうと、現像剤がうまく反応せずにムラができる恐れがあるのです。
基本的には画像が安定するまで直射日光を避けてそのまま置いておけばきれいに仕上がりますが、気温が低い場所では、フィルムを上着のポケットの中に入れて暖めると良いでしょう。ストーブの前など極端に暑い場所は避けてください。
【参考】撮影した写真をチェキフィルムに早く・キレイに写すには?
フィルム写真の魅力は、何十年もの長い間大切に保管できて、ふとした時にアルバムを開いて眺められるところにあるでしょう。撮影した写真はアルバムにまとめたり、写真立てに入れていつでも見られるようにするのがおすすめ。富士フイルムのオンラインストアはもちろん、インターネットショップでもチェキに対応したアルバム/写真立てが数多く販売されています。
※データは2020年12月中旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/bommiy