「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
高機能なネットワークカメラは2~4万円するが、エントリーモデルであれば1万円以下で購入できる。今回は、手ごろな価格で遠隔地から自宅やオフィスの様子を監視できるネットワークカメラを導入する技を紹介しよう。
1万円以下のカメラでも、100万画素の高画質&外出先からのスマホアプリ接続が可能だ
ネットワークカメラを使えば、外出先から自宅やオフィスの様子を手軽にチェックできる。前回は暗視機能やカメラの遠隔操作機能を備えた高機能モデルを紹介したが、もっと安く済ませたいという人もいるだろう。そこで、今回は、エントリーモデル「TS-WLCE」(アイ・オー・データ機器、実売約6500円)を使って、監視カメラ環境を導入してみる。
アイ・オー・データ機器のネットワークカメラのエントリーモデル「TS-WLCE」。実売価格は6500円前後
最初に、自宅の環境にネットワークカメラを導入できるかどうかをチェックしよう。アイ・オー・データ機器は環境をチェックする「ホームネットワークチェッカー」アプリを公開している。通常のルーターであれば利用できるのだが、ルーターにルーターを重ねて運用しているような特殊な状況だと接続できないことがあるのだ。その場合は、2台目のルーターをアクセスポイントとして動作させたり、ネットワークカメラを1台目のルーターに接続するといった作業が必要になる。
問題ないなら、同梱の設置ガイドに従って作業を進める。まず本体の背面に記載されているMACアドレスをメモする。これはカメラにアクセスする際の初期パスワードとなる。スマホで撮影してもいいだろう。続いて、スタンドを組み立てて装着する。スタンドはねじで壁に取り付けることもできる。
背面には固定するためのねじ穴、有線LAN端子、電源端子、WPS/初期化ボタンを備えている
準備ができたら電源を入れて、接続するWi-FiルーターのWPSボタンを長押しする。続けて、TS-WLCE本体のWPS/初期化スイッチを押し、アクセスランプが点灯すれば接続完了だ。TS-WLCEのWPSスイッチは小さいピンを差し込まないと押せないのがちょっと面倒。
WPS接続がうまくいかない時や、Wi-FiルーターにWPS機能がない時などは手動で設定する必要がある。まず、アイ・オー・データ機器のサイトから「MagicalFinder(かんたんIPアドレス設定ツール)」をダウンロードする。続いて、有線LANケーブルでTS-WLCEとWi-Fiルーターを接続し、MagicalFinderからカメラにアクセスする。
接続が完了したら、スマホやタブレットにアプリをインストールしよう。アプリ名は「QwatchView」で、iOSとAndroidの両方で公開されている。アプリを起動したら、同梱されている「かんたん接続シート」のQRコードを読み込み、カメラを登録。同じネットワークに接続したデバイスから映像を確認できるようになる。
次に、スマホのWi-Fi接続を切って、携帯通信で接続してみよう。それでも映像が表示されれば成功だ。カメラにアクセスできない場合は、ルーターの設定でポートの開放を行なう必要がある。「かんたん接続シート」に記載されているHTTPポートとRTSPポート番号をカメラに通すようにすればいい。この作業はそれぞれのルーターの説明書を参考にしてほしい。
アイ・オー・データ機器のサイトから「ホームネットワークチェッカー」をダウンロードする
「ネット環境はリモートアクセスで製品を利用可能です」と表示されればOK
Wi-FiルーターのWPSボタンを押す
本体のWPS/初期化スイッチを押し、アクセスランプが点灯すればOK
WPSでうまくつながらない場合は有線LANで接続し、「MagicalFinder」を利用する。アイ・オー・データ機器のサイトからダウンロードする
ファイアーウォールの警告画面が開くので、「アクセスを許可する」をクリックする
「MagicalFinder」に接続しているカメラが表示されるので、「ブラウザ」をクリックする
ユーザー名はadmin、パスワードはメモしたMACアドレスを入力する
カメラにアクセスできた。「設定」をクリックする
「基本設定」→「無線設定」を開き、「検索」をクリック。一覧から接続したいWi-Fiを選択し、暗号化キーを入力する
「QwatchView」アプリをインストールする
「かんたん接続シート」のQRコードを読み込む
ネットワークカメラを登録できた。サムネイルをタップする
映像が表示された!
(次ページでは、「ピント合わせは手動で! カメラの固定も忘れずに」)