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11/03/2022
日本における商業ドローンの飛行形態は規制上「カテゴリー」と「レベル」で決まる。この組み合わせで“できる”ことが定義されているのだ。
カテゴリーは飛行した場合のリスク分類のことだ。カテゴリーⅠは最もリスクが低いとされ、人の少ないエリアでの日中の目視内飛行。カテゴリーⅡは比較的リスクが高く、人の少ないエリアで補助者のいる目視外飛行や夜間飛行。そして来年導入予定のカテゴリーⅢは最もリスクが高く、有人地帯での補助者なし目視外飛行。なお、大勢の人が集まるイベント上空の飛行もカテゴリーⅢに含まれる。また、自律飛行や遠隔操作による自動飛行のことを、米国ではAdvanced Operationと呼んでいる。
レベルは飛行用途の分類で、例えばレベル1は空撮や橋梁点検、レベル2は農薬散布や土木測量、レベル3は無人地帯の荷物配送。そしてレベル4は有人地帯の荷物配送などの高度利用を指す。この中で最もハードルが高いのが、BVLOS(Beyond Visual Line of Sight:目視外)による有人地帯の完全自律・自動飛行による荷物配送、すなわち「カテゴリーⅢ/レベル4」である。非常に難易度が高いが、メリットも大きい。米シリコンバレーを拠点とする商業無人飛行機システムのコンサルティング会社、Aerial Innovation LLCの最高経営責任者である小池 良次氏は次のように話す。
「フライトごとにパイロットが現地に赴かなくともオペレーションができる。1人のパイロットが複数の機体を操縦できるので、輸送能力と運航効率が飛躍的に向上します。カテゴリーⅢ/レベル4の実現は、商業ドローンの発展と市場拡大に欠かせないステップなのです」