ジャニーズYouTubeの明暗 ゲーム実況が苦戦の一方で「ジャにのちゃんねる」は人気のワケ

ジャニーズ事務所（Ｃ）日刊ゲンダイ

ジャニーズ事務所所属アイドルグループたちのYouTubeチャンネルの明暗が分かれ始めている。18年3月に開設された「ジャニーズJr.チャンネル」から卒業し、独立チャンネルを持つSnow ManとSixTONESは、それぞれチャンネル登録者数が157万人、150万人（22日現在）と安定している。Hey! Say! JUMP山田涼介が新機軸！“ガチ勢”ゲームYouTuberで本田翼を超えてくるその一方で最も最近立ち上がった、ジャニーズのゲーム好きが集うチャンネル「Johnny's Gaming Room」は登録者数が94万人といまいち伸び悩んでいる。「再生数が100万を超えることはおろか平均で40万再生行けば良い方という結果になっている。ゲーム実況は話術とゲームプレイなどの魅せ方が求められ、新規獲得しやすいコンテンツでもあるが、ゲーム好きの人が見ても楽しめる内容でないと再生数は伸びない。ではジャニーズファンがこぞって見るかというと、身内ノリになりやすいし、先輩がいることで後輩が気を遣ってしまう図になりがち。それを面白いと思えるかどうかによっても好みが分かれてしまうと思います」（YouTube制作関係者）メインメンバーとしてHey! Say! JUMPの有岡大貴（30）、Kis-My-Ft2の玉森裕太（31）、宮田俊哉（33）を据え、ジャニーズWEST、SnowMan、SixTONES、なにわ男子から3人ずつ、SexyZoneからは1人メンバーに選抜されているが、King ＆ PrinceとジャニーズJr.、関西ジャニーズJr.からは1人も選抜されていない点も弱い。そんな中で、嵐の324万人に次ぐチャンネル登録者数の多さを誇るのが「ジャにのちゃんねる」だ。■企画から編集、動画アップまで本人たちが行う「芸能事務所からの重大なお知らせ」という謎の動画から21年4月に始まった嵐・二宮和也（38）率いるチャンネルでメンバーには、KAT-TUNの中丸雄一（38）、Sexy Zoneの菊池風磨（26）、Hey! Say! JUMPの山田涼介（28）を置き、企画から編集、動画のアップロードまで本人たちが行っていることでも話題となった。「登録者数は22日時点で313万人で、再生数が伸びにくくなったタイミングでキャンプ動画や買い物企画、コラボなどのバズりやすい企画や、ジャニーズ独自の発想力の企画の動画をアップしていて、かなりYouTubeという媒体を研究していることが伺えます。ジャニーズファンのニーズに応えながら、YouTubeにいる潜在的なニーズにも引っかかるような企画ばかりで、ジャにのちゃんねるをきっかけに個々のファンになったという声も多くあります。特に、年末アップされたジャニーズフェスティバルに二宮さんが大量の高級パンの差し入れをし、そこにカメラを置いて、差し入れを取りに来た人気グループのメンバーたちの素の部分を撮影した動画は前後編併せて1000万回近く再生されています。今後もチャンネルとしては伸びていくと思います」（前出のYouTube制作関係者）最後まで力強く生き残るのは一体どのチャンネルだろうか？