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11/03/2022
アメリカのAndroidスマートフォン市場において、シェアを伸ばしてきたMediaTekは、2021年第4四半期に最大シェアを獲得したと伝えられている。
そんなMediaTekから、プレミアム5Gスマートフォン向けにフラッグシップレベルのテクノロジーを搭載したDimensity 8100およびDimensity 8000システムオンチップ(SoC)など3製品が新たに発表された。
新しいDimensity 8000シリーズは、MediaTekの強力なフラッグシップ製品であるDimensity 9000プラットフォームの先進技術を取り入れている。
Dimensity 8100は、最大2.85GHzで動作するプレミアムArm Cortex-A78コアを4つ、Dimensity 8000は、最大2.75GHzで動作するCortex-A78コアを4つ備えた。
両チップは、Arm Mali-G610 MC6 GPUとMediaTekのHyperEngine 5.0ゲームテクノロジーとを組み合わせ、プレイ時間を延長する優れた電力効率と、クラス最高のフレームレートを実現している(Dimensity 8100では170fps、Dimensity 8000では140fps)。
さらに、最大200MPのカメラと、4K60 HDR10+での動画撮影に対応し、MediaTekの最新のノイズリダクションと、AIベースの極端な低照度環境下におけるブレ除去技術でサポートする。
Techsponential社長のAvi Greengart氏は、今回のローンチに際して、次のようにコメントしている。
「MediaTekの5Gへの大規模な投資により、中間層における世界的なスマートフォンSoCの流通量が劇的に拡大し、Dimensity 9000がフラッグシップ市場を切り拓くかたちになりました。
Dimensity 8000により、MediaTekはスマートフォンベンダーに、フラッグシップレベルのゲーミングとAI機能を提供しつつ、パフォーマンスと価格のバランスを取るための選択肢を増やしています」
また、同社の5Gファミリーに6nmプロセスのDimensity 1300も加わる。
最大3GHzのウルトラコアArm Cortex-A78、3つのArm Cortex-A78スーパーコア、4つのArm Cortex-A55効率コアから成るオクタコアCPUと、最新のAI機能に対応するArm Mali-G77 GPU、MediaTek APU 3.0を統合した。
Dimensity 8100、Dimensity 8000、Dimensity 1300を搭載したスマートフォンは、2022年の第1四半期に市場に投入され、世界最大のスマートフォンブランド各社による驚きの5Gデバイス新時代を後押しすることになるだろう。
関連情報:https://i.mediatek.com/mediatek-5g/jp
構成/Ara