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11/03/2022
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1コメント1件農都のめぐみ米をおいしそうに食べる児童=兵庫県丹波篠山市内で
兵庫県丹波篠山市内の市立全33校園の学校給食(約4100食)で提供しているごはん全てが20日から、同市が推奨する自然環境に配慮した農法で生産した「農都のめぐみ米」に変わった。市内9営農団体が今年度産約47トンを供給する。 めぐみ米は、農薬や化学肥料を慣行レベルの半分以下にし、中干し時期をずらすなどして育てたコシヒカリ。2020年度から取り組んでいる。 初めて全校園の学校給食に使われたのは、昨年10月の1日と今年10月の5日分。今年度産の切り替えを機に全量を使用することにした。 大山小学校で生産者と関係者による試食会が行われ、8営農団体の22人やJA丹波ささやまの関係者、酒井隆明市長、丹後政俊教育長が参加。同米を含む献立を味わった。辻営農組合の津田博利さんは「安全安心な米を無事に提供できてうれしい。めぐみ米を食べて子どもたちに丈夫に育ってほしい」と話していた。 5年生の教室では、市農都政策課の武中和也係長と西吹共同営農有志会の溝端薫さんが「中干し時期をずらすのは、オタマジャクシがカエルになるのを待つため」などと同米の特長を説明。児童は「かめばかむほど甘くておいしい」と話していた。
最終更新:丹波新聞