KDDIの株価はどう動くか「自社株買い拡大&ドローン加速」2022年3月期Q3は小幅増収増益

KDDIの株価はどう動くか「自社株買い拡大&ドローン加速」2022年3月期Q3は小幅増収増益

配信

0コメント0件

写真:LIMO [リーモ]

KDDI <9433> は2022年1月28日、2022年3月期Q3の決算を発表しました。【図表】KDDIのQ3決算はどうであったか今回は決算発表資料をもとに、業績内容について解説していきます。それでは早速、売上高や営業利益などの決算概要について見ていきましょう。

KDDIの株価はどう動くか「自社株買い拡大&ドローン加速」2022年3月期Q3は小幅増収増益

決算での売上高と営業利益はどうだったか

売上高は4兆0138億円(前年同期比+2.3%)、営業利益は8745億円(同+0.4%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益純利益は5542億円(同+1.0%)となりました。それでは、具体的に事業の動向がどうであったかを振り返りましょう。

事業の動向はどうであったのか

以下、今回の決算における経営状況のポイントとなります。ポイント ・5G対応サービスのメニュー拡大 ・パーソナルセグメントは営業費かさみ微減益 ・発電施設でのドローン点検の実証進む ・ベトナム工業団地の開発・運営会社とスマート・エコで業務協力以下、決算短信「1.当四半期決算に関する定性的情報」より引用パーソナルセグメントお客さま一人ひとりのニーズに寄り添った料金プランとして、「安心の使い放題」の「au」、「シンプルを、みんなに。」の「UQ mobile」、「ゼロから始めるオールトッピング」の「povo」を、5Gにも対応し提供しています。当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比較し、端末販売収入や金融事業収入の増加等により、3,454,335百万円(1.6%増)となりました。営業利益は、前年同期と比較し、売上高が増加したものの、広告宣伝費、販売促進費の増加等により、724,142百万円(0.8%減)となりました。ビジネスセグメント電源開発株式会社(以下「Jパワー」)と当社は、全国に点在するJパワー保有設備のドローン点検実証を、2020年9月の風力発電設備点検を皮切りに、昨年11月より水力発電設備の約40箇所についても実施し、ダム、配電線、建屋等の電力関連設備をドローンで撮影、三次元モデル化し、設備異常の自動検出や経年劣化状況の解析といった技術を用いて、作業効率化、既存の点検設備との精度の比較や代替可能性等を検証しています。当社の連結子会社であるKDDIベトナムは昨年11月、ベトナム工業団地を開発運営するDEEP C Management Co.,Ltd.と、ベトナム北部のハイフォン市とクアンニン省に位置する「DEEP C工業団地」における脱炭素社会に向けたスマート・エコソリューションの推進に関する業務協力覚書を締結しました。当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比較し、NEXTコア事業の成長等によるモバイル通信料収入やソリューション収入の増加等により、757,121百万円(4.3%増)となりました。営業利益は、前年同期と比較し、売上高の増加等により、141,722百万円(5.0%増)となりました。

次ページは:営業利益の増減要因は何だったか

1/2ページ

最終更新:LIMO