1日中着けて実感 ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」はテレワークをストレスフリーに

1日中着けて実感 ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」はテレワークをストレスフリーに

撮影=小暮ひさのり

 テレワークでは不意に声をかけられることも無く、イヤホンで音楽を楽しみつつ作業に集中できる。会議や通話にしても、常にイヤホンを装着していた方が自由に動けて何かと便利であるため、常時イヤホン生活という人も少なくないはずだ。【写真】「SRS-NB10」試用の様子 しかし、長時間の装着によって疲れを感じる……といった声も聞こえてくる。確かに常に耳を塞ぐのはストレスに繋がってもおかしくない。 それでは耳を塞がない製品を試してみようと思い、ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」をテレワークでの使用を想定して使ってみた。<いつまでも着けていられる軽快な装着感> 「SRS-NB10」の本体サイズは約191mm x 49mm x 185mmで、約113g。 これは首と肩で受け止める重量としては、かなり軽く装着感は良い。まるで着けていないかのようだ!とは言い過ぎだが、デスクでPCに向かっている時はもちろん、PC片手にフラフラと移動したり、食事をしたり、スマホを眺めて休憩したりする際も装着したが、1日中装着していてもストレスに感じない軽快さだ。 PC・スマホとの接続はBluetooth5.1で行う。2台のBluetooth機器と同時に接続して、1台を音楽再生用(A2DP接続)、もう1台を通話用(HFP/HSP接続)として使い分けられるマルチポイント機能にも対応しており、複数のデバイスで音楽の視聴や通話を行う場合にも、スピーカーとデバイスの接続設定などを気にすることなく、音の出どころをシームレスに切り替えられる。MacとiPhoneには非対応だったため筆者は試せなかったが、便利に使えそうな機能だ。 軽量ながらバッテリーも公称値約20時間とロングライフなのもテレワーク向け。日中の仕事で使うサイクルであれば、バッテリーは2日は余裕で持つ計算だ。充電を忘れても急速充電にも対応しているので安心。10分の充電で約60分利用できるため、トイレや食事の隙間に充電する習慣を作ればバッテリー切れに困ることも無いだろう。まさに、仕事中からプライベートまで、いつでも、いつまでも装着していられるスピーカーだ。<スピーカーの音質は素直なサウンド マイクの集音性が高いのはGood> 耳への圧迫感から開放されるのも、ネックスピーカーを選ぶ大きなメリット。音の迫力という面では「SRS-NB10」はやや控えめで、ダイナミックではないものの素直なサウンドだと感じた。 もしより迫力のあるサウンドを求めるのであれば、ソニー最新のワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」を検討してもいいだろう。この製品についてもテレワークでどう使えるかを別記事で検証しているのでぜひ参考にしてみてほしい。 静かな部屋でじっくりと音楽鑑賞に集中するスピーカーとしては物足りないかも知れないが、Web会議や日常の通話には十分なクオリティだと感じた。 テレワークには必須のマイクもちゃんと備わっている。マイクはややホワイトノイズが走るものの、集音性が高めで、通話に適したチューニングが施されているように感じた。生活音が入りがちな環境でも、声をちゃんとピックアップして届けてくれている印象だ。 本体にはマイクオフボタンが用意されていて、素早く消音できるのも便利なポイント。テレワークでありがちな不意な来客や子供襲来!といったシーンでも即座に消音できるのは大きなメリットだ。<軽さは正義。耳を休ませたいなら選んで損はない> 周囲にも音が聞こえるネックバンドスピーカーの特性を考えると利用できるシーンは限定されるが、自宅やプライベートスペースでのテレワークには、軽量で、耳を塞がず、装着ストレスを感じさせない「SRS-NB10」を選ぶメリットは多いと感じた。 もし長引くテレワークで耳に疲れを感じているのであれば、1つの選択肢としてワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を検討してみてほしい。

1日中着けて実感 ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」はテレワークをストレスフリーに

小暮ひさのり

最終更新:リアルサウンド