「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
スマホのOSには、視覚、運動機能、聴覚上のニーズがある人の生活を快適にする優れたアクセシビリティ機能が数多く搭載されています。
ですから、自分自身が対象であったり、そうした人を知っているなら、役に立つアクセシビリティ機能を把握しておくことをおすすめします。
たとえそうでなくても、スマホで一般的な作業を行なうときの新しい方法を見つけることができるので、知っておいて損はありません。
AndroidとiPhoneに搭載されている代表的なアクセシビリティ機能をまとめてみました。
ニーズがある人向けに設計された機能のほとんどは、AndroidでもiPhoneでも、「設定」→「アクセシビリティ」のメニューにあります。
この記事では、その中の特に優れた機能を紹介しますが、すべてのオプションを網羅することはできません。そのため、この設定画面を調べて、役立ちそうな具体的な機能が他にもないか確認してみることをおすすめします。
ただし、点字キーボードなどのアクセシビリティアクセサリを接続しないと動作しないものもあるのでご注意ください。
AndroidにもiPhoneにも、視覚上のニーズがあるユーザーに便利な機能がいくつかあります。
その中で最も重要なのが「スクリーンリーダー」で、その名の通りスマホが画面に書かれた内容を読み上げる機能です。
新聞や雑誌の記事、論文のテキストはもちろん、OSで使われているテキストまで読み上げるスクリーンリーダー機能は、視力が弱い人には非常に便利な機能です。
【設定方法】
そういう意味では、「拡大鏡」もiPhoneの優れた機能の1つです。
スマホのカメラを使って身の回りにあるものを拡大し、拡大鏡のように近くで見ることができます。色やコントラストを素早く調整して、見たいものが見やすいように画像を調整できます。
iOSでこの機能を有効にするには、「設定」→「アクセシビリティ」→「拡大鏡」と選択します。
残念ながら、Androidには同じような機能は内蔵されていませんが、カメラアプリを使って手動で拡大することもできますし、「Magnifying Glass + Flashlight」などのサードパーティの拡大鏡アプリを試してみることもできます。
また、スマホの画面に表示される文字の大きさや色を、自分の好みに合わせて全体的に調整すると便利です。
iPhoneの場合、「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」で調整することができます。ここには、色覚障害のある人のために、色を識別しやすくする「カラーフィルター」などの便利なオプションもあります。
Androidでは、「設定」→「アクセシビリティ」→「ディスプレイ」と進むと、同様のオプションが見つかります。
スマホには聴覚上のニーズを補助する便利なアクセシビリティ機能もたくさん搭載されています。
中でも特に重要なのが、Googleの「Pixel」シリーズに組み込まれている「音声文字変換」で、他のAndroidスマホを使用していてもGoogle Playストアでアプリとして購入できます。
「音声文字変換」は、周囲の音を自動的に認識して、テキストに変換します。複数の言語に対応しているほか、赤ちゃんの泣き声や煙・火災報知器の音など、音声以外の特定の音を通知することができます。
通知は、点滅するライトかバイブレーションの形で表示されるので、重要なアラートを見逃すことはありません。
iPhoneには同じようなアプリは内蔵されていませんが、Hearing HelperやLive Transcribeなどのサードパーティのオプションを試すことができます。
これらの機能の一部は、iPhoneの音声認識機能で利用できます。
この機能は、「設定」→「アクセシビリティ」→「サウンド認識」で設定することができます。LEDフラッシュ通知を使用したい場合は、「アクセシビリティ」設定の「オーディオ/ビジュアル」で設定できます。
片側の耳に難聴がある場合は、スマホの「モノラルオーディオ」を有効にしてみましょう。
ステレオオーディオでは、録音された音が左チャンネルと右チャンネルに分かれて入ることがあります。「モノラルオーディオ」に切り替えると、音全体が1つのチャンネルに収まるので、片側にヘッドフォンを装着しても聞き逃しがありません。
【設定方法】
AndroidにもiPhoneにも、身体や運動上のニーズがある人のために、スマホを使いやすくする素晴らしいオプションがあります。
AssistiveTouchボタンは、iPhoneのホームボタンが使いにくかった時代に人気でしたが、ボタンがないiPhoneの時代にも優れたアクセシビリティ機能として活躍しています。
スクリーンショットの撮影、ピンチジェスチャーの使用、カメラの起動など、便利な機能を画面上の1つのボタンにマッピングすることができます。
この機能を有効にするには、iPhoneで「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」と選択します。
同じページの「最上位メニューをカスタマイズ」で、このボタンにマッピングされたアクションを追加したり削除したりすることができます。
また、AssistiveTouchのページのメニューで、AssistiveTouchボタンを「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」した時の動作を設定できます。
Androidでは、「アクセシビリティ・メニュー」を有効にすることで、同じような機能を利用できます。
「設定」→「アクセシビリティ」と選択し、「操作のコントロール」の項目で「アクセシビリティ・メニュー」を選択します。
また、あらかじめ設定した時間が経過すると自動的に電話に出るショートカットを有効にすることも検討しましょう。
iPhoneで、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「通話オーディオルーティング」と選択して、通話音声を再生するデバイスを選択することができます。
Bluetoothヘッドセットやスピーカーを使いたい場合は、通話音声を直接そちらにルーティングすることができます。また、この設定ページでは、電話に自動的に応答する時間を設定することもできます。
Androidの場合、同じようなオプションは一部のAndroidスマホで利用できますが、すべてのモデルで利用できるわけではありません。
「Dialer」アプリを起動し、右上にある3点アイコンをクリックして「設定」を選択すると、この機能を利用できるか確認できます。
使用しているスマホでこの機能が利用できる場合は、「通話設定」にアクセスして有効にできます。
最後になりますが、「音声入力」は、文字を入力する代わりに話して行なうことができる優れた機能です。
iPhoneでは、「設定」→「一般」→「キーボード」→「音声入力を有効にする」で有効にすることができます。キーボードとテキストフィールドの両方にマイクのアイコンが表示されるので、それを押して話し始めると、iPhoneが音声をテキストに変換します。
Androidでは、デフォルトで音声入力が有効になっています。テキストボックスやキーボードのすぐ上にあるマイクのアイコンを押すと、音声入力機能を使用できます。
Source: Google Play ストア(1, 2), App Store(1, 2)