「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
見栄えが良ければ、尚よし。
在宅で働くのが当たり前になって、新しいアイテムが必要だと感じる瞬間も増えたような気がしませんか? さまざまなガジェットを徹底比較してオススメを提案してくれることで大人気の米国メディア「Wirecutter」(from NY Times)が、在宅勤務を強力にサポートしてくれているガジェット&アプリをまとめていました。翻訳してご紹介します。
ホームオフィスには最薄で最軽量、そして超高級なアイテムはいりません。必要なのは信頼性が高く、快適で効率的なツールです。
というわけで今回は3人の経験豊富なリモートワーカーがWirecutterのガイドを参考に、150時間かけて最新ガジェットとアプリを徹底調査。在宅勤務にぴったりのアイテムを厳選しました。
私たちは、仕事に最適なパソコンや電話、プリンタ、オーディオ機器を発掘するため、リモートワーカーにぴったりのソフトウェアやアプリを探し求めてきました。タイムトラッキングやタスク管理、納税申告、Web会議などのアプリを比較検証し、それぞれのメリットデメリットについて議論を重ねてきました。
ベストアイテムを選び終えると、それらを理想的な仕事机に配置し、写真撮影しました。ついつい触発されて、自分のホームオフィスも同じ感じにセッティングしてみたWirecutterスタッフや、企画スタッフも多かったようです。ホームオフィスの効率化とストレス軽減に役立ててください!
14,581円
Western Digital My Book 4TBが最適です。信頼性が高く、音楽や画像のデータで転送テストを実施したところ、スピードと価格のバランスで他製品を圧倒していました。
もし在庫切れや価格急騰で購入できないなら、Western Digital Elements 4TBでもOK。こちらもまた信頼できる優良商品ですが、My Bookより保証期間が短く、バックアップソフトウェアがないので、次点に。
8,820円
コンパクト設計のSeagate Backup Plus Slim 2TBがベストチョイスです。旅行に携帯できるほど小型のBackup Plus Slimはストレージでいちばん重要な信頼性が抜群。約9,000件のレビューで、マイナス評価はたったの6.5%です。競合他社のものよりも軽くて小さいので、収納にも持ち歩きにも、非常に便利です。テラバイトあたりの価格も、テストした商品の中でもトップクラスの安さ。
2TBのSeagate Backup Plus Slimは、重量はわずか159gほどで、薄さは1.3cm弱と、ポータブルHDDとしては最薄クラス。実は今回のテストで、同種製品間でスピードの差はそれほど大きくありませんでした。この機種も速度は他の競合製品とほぼ同じで、読み取り速度が87.8MB/秒、書き込み速度は86.8MB/秒。
自宅で作業するのであれば、外づけハードディスクでのローカルバックアップだけでなく、クラウドバックアップも用意すべきです。月額数百円ほど払うようにしてアプリをインストールすれば、データがバックグラウンドでクラウドサービス上に安全にバックアップされます。ハードウェアやディスクを買い足す必要もありません。バックアップが安全に保管されるため、万が一ホームオフィスが火事にあったり、コンピュータが盗難に遭った場合でも、ファイルを紛失することはありません。
Backblazeは、テストしたバックアップサービスの中で、もっとも安価。また、重複排除機能や外づけHDDのバックアップ機能など、必須な機能がそろっているのはもちろん、「あれば嬉しい」機能も数多く備えています。
Backblazeの最大の長所は、とにかく設定が簡単なこと。インストーラーを実行し、メールアドレスとパスワードを入力すれば、それでOK。インストールが済むとBackblazeがすぐに立ち上がり、重要なファイルをすべてバックアップしてくれます。それでアプリ操作は終わり。設定変更を加えるにも、むずかしい操作はほとんどありません。操作体験は非常にフレンドリーで、MacとWindowsで動作します。一度セットアップしてしまえば、あとはバックグラウンドで黙々とバックアップ作業を続けてくれる縁の下の力持ちです。
36,575円
NAS(ネットワーク・アタッチト・ストレージ)ガイドを作成するため、5つの最新デバイスをテストしたところ、もっとも高速なNASがSynology DiskStation DS218+でした! この2ベイNASは多くのサードパーティアプリに対応しており、バックアップデバイスとしてはもちろん、Webホスティングやメディアストリーム、BitTorrentボックスなどなど、多用途に使えます。
DS218 +はIntel Celeronプロセッサおよび2GBのRAM、ハードウェアレベルの暗号化機能を搭載しています。搭載OSのインターフェースもわかりやすく、表示されるウィジェットでドライブの状態を把握できます。ファイルシステムはBtrfsで、ファイルを素早く転送速度しつつ、偶発的にファイルが削除されるのを防ぐ機能を備えています。オプションのクラウドサービス『Cloud Station Server』を使えば、リモートでファイルにアクセスすることも可能。
Cloud Syncを使うことで、Googleドライブ、Backblaze、Amazon、Dropboxなどの外部クラウドプラットフォームにファイルをバックアップすることもできます。独自のアプリでメディア再生もサポートしており、多くのニーズを叶えてくれます。
3,168円
40時間におよぶ調査とテストを駆使した結果、多くの人に最適なUSBメモリはKingston DataTraveler Elite G2 64GBということに。容量も64GBとちょうどいい感じで、ギガバイトあたりのコストもリーズナブル。
ファイル転送テストでもDataTraveler Elite G2は最速で、信頼性ももっとも高かったです。ケースもよくあるプラスチック製ではなく、頑丈な金属製。点滅するアクティビティライトが搭載されているのも魅力的です。
保障期間は5年でフラッシュメモリとしては平均的ですが、たいていのニーズには十分対応してくれます。USBプラグを保護するためのキャップは小さくて紛失しやすいですが、USB-Aコネクタは丈夫なのでなくなってもあまり問題ないでしょう。
3,382円
過去数年間にわたって42を超えるBluetoothキーボードをテストした結果、1日中入力作業を行なう方や、複数のデバイス間を素早くいったり来たりできるワイヤレスキーボードがほしいという方には、LogicoolのK380マルチデバイスBluetoothキーボードをおすすめします。
快適でコンパクト、かつ安価なK380は、3つのデバイスにペアリング可能。バッテリーも長持ちで、Wirecutterスタッフの中にも2年間バッテリー交換していない、という人が何人もいます。丸っこいキーボードは人によっては慣れが必要で、バックライトがないのも玉にキズという感じですが、とにかく安いのでイチオシになっています。
打鍵音は軽快で、「押せてる感」も十分。それでいて周囲の人の迷惑になるほどの音でもありません。丸いキーには弾性があり、満足感あるタイプフィーリング。各キーはわずかに凹型(最上段と最下段のキーは凸型)で、フラットタイプよりも使用感が良いです。Logicool K380は快適で、たいていのタイピングニーズには十分対応できます。
テンキーが必要な場合は、Logicool K780をお勧めします。 K380と似ているのですが、テンキー、スマートフォンとタブレット用スタンドを装備しており、オプションでRF接続用のUSBドングルを追加することも可能です。
(編注:日本国内では販売状況が不安定です。Googleなどで確認してみてください)
一日の大半をタイピングに費やしているなら、機能の少ない廉価品で我慢するより、メカニカルキーボードにアップグレードするのが正解かも! メカニカルキーボードは他のタイプのキーボードよりも頑丈でレスポンスが良いうえに、カスタマイズも可能です。
ユーザの好みや用途によって最適機種は変わってきますが、有力候補19アイテムを数カ月かけてテストしたところ、Varmilo VA87Mが最高のテンキーレス・メカニカルキーボードの座を獲得しました。決め手は品質とコンパクトさ、そしてミニマリストなデザインです。
Varmilo VA87Mは「軸」も豊富で、Cherry MX Clear(クリア軸)、MX Brown(茶軸)、MX Blue(青軸)、MX Black(黒軸)、MX Red(赤軸)などなど、さまざまなタイプが用意されています。好きな軸がわからないという方は、音もうるさくなく、満足できるスイッチ感を得られるCherry MX Brownをお勧めします。
楽しいキーキャップセットやお揃いのケースが選べるのもVA87Mの魅力です。取り外し可能なmini USBケーブルとワイヤー製のキーキャップ外しが付属していて、WindowsでもMacでも動作します。フルにプログラム化することはできませんが、複数のカスタマイズ機能を搭載しています。通常、VA87Mの価格は約130ドル(高品質のメカニカルキーボードはだいたいこんな感じ)ですが、軸を変えたり、オプションでキーキャップセットやバックライトをつけたりすると追加料金がかかります。
29,480円
Kinesis Freestyle Edge RGBは、試したエルゴノミクスキーボードの中で最高の逸品です。左右が完全に分割されたデザインと、レスポンス性の高いCherry MXメカニカルキー、0度の傾斜と薄型設計、そしてプログラム性がかなりお気に入り。左右のキーボードを好きなように近づけたり、離したりすることで、肩の負担や首の緊張を軽減できます。また、手首を楽な位置に保つために、片側のみ立てることも可能。真っ二つに割れたキーボードは、はじめての人にはちょっと使いにくいかもしれませんが、数日もたてば慣れてくるはずです。
キーのレイアウトも使い慣れた規格なので、快適に操作することができます。レイアウトを変えたいときは、数回のクリックで簡単にキーマッピング可能です。
6,045円
42のワイヤレスマウスを調査し、そのうち14点をテストした結果、多くの人にとって最高のワイヤレスマウスはLogicool M720だと判明しました。USBやBluetoothで簡単に接続可能で、マウスパッドの表面素材がなんであれよく機能します。とにかく使いやすい。
背が高く、アーチ型になっていて手に心地よくフィット、同価格帯の他商品よりも快適な使い心地です。MacともWindowsともスムーズに接続できます。3つのBluetooth対応デバイスとペアリングでき、切り替えもサッと簡単。
Logicoolによると、M720のバッテリー寿命はおよそ2年間。私たちもこのマウスを約15カ月間使用していますが、まだ元気です。また、Logicoolのソフトウェアを使えば、6つのボタンをカスタマイズ可能。マウスホイールはラチェットモードとフリースピンモードに切り替えられます。
2,599円
AUKEY Focus Duo 30W(PA-D1)は携帯電話を高速充電できる最高の充電器です。12ワットのUSB-Aポートと30ワットのUSB-Cポートを備えており、スマホだけでなく、小型のラップトップやタブレットも充電OK。ポートは2つあるので、2つのデバイスを同時に、しかも高速で充電してくれます(ただ、USB-Cポートを2つ使用した場合は18ワットに低下します)。電源アダプタは小型かつ軽量なので、バッグに入れて持ち歩きやすいです。
999円
Anker PowerLine II Lightningケーブル(1.8m、ホワイト)1,299円
(編注:原文で紹介されているモデルは日本では終売になっているため、後継モデルを掲載しています)
Anker PowerLine II USB-C&USB-C 3.1(Gen2) ケーブル(0.9m、ブラック)2,000円
デスク周りに予備の充電ケーブルがあれば、探しに行く手間が省けますね。追加のMicroUSBケーブルやLightningケーブルを買うなら、AnkerのPowerLineシリーズがおすすめです。
PowerLine MicroUSBケーブルは、MicroUSBアクセサリやデバイスを最高速度で充電でき、耐久性も非常に高いです。PowerLineシリーズのケーブルにはケブラー繊維が使用されており、表面はポリ塩化ビニルで覆われているのですり切れにくいです。
Ankerのケーブルは、手頃な価格も魅力。いちばん高い長さ3メートルのものでも10ドル(約1076円)に届かないレベル。Ankerはハードウェア品質の評判も良く、カスタマーサービスにも定評があり、保証期間もケーブルとしては異例なほど長い18カ月ですから、人気なのもうなずけます。
AppleユーザーにはPowerLine Lightningケーブルがおすすめです。理由は、先ほどと同じ。MFi認証済みで、コネクタはほぼどんなスマホケースをつけていても挿せるようになっています。Appleの純正ケーブルより圧倒的に安く、他社製品よりも一歩抜きんでています。
USB-Cポートを備えたデバイス(最近のMacBookやAndroidスマホなど)を使っているなら、PowerLine II USB-C&USB-C 3.1 Gen 2ケーブルがいいでしょう。きちんとUSB-C規格に適合していますし(不適合だとデバイスを破損する恐れあり)、USB 3.1 Gen 2に対応しているので転送速度は最大10Gbps。ラップトップもフルスピードで充電できます。もちろん、MacBook Pro(15インチ)もOK!
(編注:日本では終売となっています。復活して欲しい!)
ワイヤレス充電器は、Qi規格を採用するスマートフォン向けのアイテムです。9以降のiPhone、最近のGalaxyやGoogle Pixel 3などを使っていて、スマホをいちいちコードにつなぐのが面倒な人には置くだけでいいQi充電器はかなり便利です。
なかでもRAVPower RP-PC069は、iPhone XRなどのスマートフォンを1時間で0%から約50%まで充電可能。競合製品の多くは30%から40%程度です。
RP-PC069はパソコンのUSBポートや、弱めの充電器とつないでいてもうまく機能しないので、付属の充電器を使って壁コンセントにつながなければなりません。シンプルなデザインでカラーは黒または白。あらゆる環境に溶け込んでくれます。
この製品はWPCの国際規格で安全性が認定されていますが、万が一問題が発生した場合、保証は18カ月、登録した場合はさらに1年間延長されます。
33,000円
Thunderbolt 3ポートを搭載したPCと、複数の周辺機器(ディスプレイ、ストレージ、プリンタなど)を接続したいなら、Thunderbolt 3ドックをPCのThunderbolt 3ポートにつなぎ、すべてのアクセサリを常時つないでおけるようにするのがおすすめです。
CalDigitの TS3 Plusは、他社製品よりもUSB-Aポートの数が多く、USB-CポートやSDカードスロットも搭載しているので、大多数のユーザにとって最高のThunderbolt 3ドックとなるはずです。コンパクトなモデルなのでデスクの上でも場所をとりません。接続されたラップトップを85Wで充電可能なので、MacBook Pro(15インチ)もフルスピードで充電できてしまいます。ダントツでおすすめです。
4Kモニターをゲットしてもいいタイミングでしょう。優秀なものでも今はそれほど高くありません。
モニターの調査とテストに何百時間も費やしましたが、最終的にHP Z27が一番!ということに決まりました。テストした中でも、もっとも色の再現が正確で、ベゼルは狭く、角度、高さの調整も簡単です。USB 3.0やUSB-Cなど、便利なポートも多数搭載されていて、ラップトップを65Wで充電することも可能です。3年間の保証つきで、安心です。正常に動作しない画素があったときにもポリシーに従って対応してくれます。
11,180円
優秀なヘッドフォンというのは、集中力と娯楽への投資です。仕事中に使うなら、SONYの MDR-7506ヘッドフォンをおすすめします。200ドル(約2万1500円)未満のヘッドフォンとしては最高の製品で、通常は100ドルほどで販売されています。プロのスタジオでも重宝されており、15点のヘッドフォンを比較検討した今回のテストでも、オーディオ専門家が満場一致で1位に選んでいます。
このヘッドフォンはイヤーカップが交換可能で、各パーツはそれぞれ1年間の保証つき、コイル状のコードも高耐久なので、かなり長持ちします。頭の形や耳の形状を選ばないデザインでどなたにもぴったりフィット。折り畳み式なので、収納や旅行にも場所をとりません。残念ながらマイクは内蔵されていないので、オンラインミーティングには適していませんが、周囲の音を遮断して作業に集中するにはぴったりです。
43,683円
BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700こそ最高のノイズキャンセリングヘッドフォンです。冷蔵庫やエアコン、暖房などの低周波ノイズを遮断したいときや、飛行機や電車で頻繁に移動する場合にぴったりです。これまでにテストした中でも、非常に優れたアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。しかも、10段階で調節可能で、自分にぴったりのレベルに調整できます。周囲の喧騒を格段に減らすだけでなく、軽量でつけ心地も快適。操作も簡単です。誰かに話しかけられたときなど、周囲の音に耳を傾けたいときには、ボタン1つで音楽を一時停止できるクイックカンバセーション機能も。バッテリーは20時間と大容量なので、安心して使えます。
24,750円
PC向けのスピーカーをお探しの方におすすめなのが、MACKIE CR4BTです。低音の効いたラップミュージック、滝の音や風のそよぐ音といったリラクゼーション系サウンド、オンライン会議など、どんなときにも過不足のないバランスの取れたサウンドを提供してくれる、最高のモニタースピーカーです。
前面に設置されたボリューム調整ホイール、左右どちらのスピーカーも電源に接続できるなど、マッキーのデザインは非常に直観的で、簡単にセットアップして1日中使うことができます。スピーカーは、今回のテストで比較した他のスピーカーより少し大きめですが、机の上を占領することはありません。ただ、色はネオングリーンじゃないほうがいいかもです。
8,800円
オフィスではあまり音楽を聴かない、家での作業は部屋をあちこち移動しながら行なう、出張中に持ち運べるスピーカーが必要、といった方におすすめなのが、Ultimate Ears WONDERBOOM2です。頑丈で防水機能つき、しかも高音質のポータブルBluetoothスピーカーです。オーディオ専門家グループが100種を超えるアイテムをテストおよび分析した結果、WONDERBOOM2はサウンド、利便性、デザイン、そしてバッグにフィットするサイズ感など、総合力で際立っていました。棚を揺らすほどの重低音は出ませんが、低音の多いヒップホップの曲でもしっかり鳴らします。
18,000円
(編注:日本国内ではTP-Link C4000として展開されています)
120時間にわたって10台のルーターをテストした結果、一般的な家庭に最適なWi-FiルーターはTP-Link Archer A20ということに! 近距離と遠距離、いずれのテストでも他製品より高速で、信頼性もあり、同時に複数のワイヤレスデバイスを扱うストレスを軽減してくれます。
Archer A20には、高速通信用の5GHzチャネルを2つ、低速接続用の2.4 GHzチャネルを1つと、合計3つのチャンネルがあります。似た価格のルーターでも5GHzは1つのものがある中で、です。Archer A20はCPUにBroadcomの1.8 GHz(クアッドコア)を搭載。RAMも512MBも搭載されているので、あらゆるデバイスからのトラフィックに対応できます。TP-Link Archer A7などの低価格ルーターは、シングルコアプロセッサでRAMも128 MBです。小さなアパートで5つ程度のデバイスを扱うには十分ですが、より多くの同時接続を渋滞なく維持するには、やはりArcher A20のようなパワフルさが必要です。
なお、住んでいるのが大きめの家やマンション(210平方メートル以上)だったり、壁がコンクリートやレンガ製で電波が遮断されやすかったり、あるいは3階建ての一軒家などだったりするなら、メッシュネットワーキングキットを検討しましょう。
そうしたケースでおすすめなのはEero Pro + 2 Eero Beacons(編注:日本未発売)。あらゆる基盤に対応しているので、多くの人にとって最高のWi-Fiメッシュキットだと言えるでしょう。私たちのテスト環境でも優れたパフォーマンスを発揮し、キッチンで186 Mbpsのスループットを達成し、80フィート(約24メートル)離れた地下の試験室の端っこでも複数の壁を越えて128 Mbpsという数値を実現しました。設定も使い方も簡単で、ハイエンドルーターに期待される高度な機能をすべて備えています。
(編注:本製品は日本未発売です)
過去5年間で約100のケーブルモデムを調査したところ、「プロバイダーにモデムレンタル料を別途支払うのはイヤ」というケーブル回線ユーザーにおすすめのモデムは、Motorola MB7621に決定しました。モデムのコストはわずか8カ月で回収でき、その後は毎月最大で10ドル(約1,080円)の節約になります。
Motorola MB7621は信頼性も高く、アメリカではほとんどの人に最速のインターネット環境を提供します。また、アメリカのケーブルインターネットサービスプロバイダーのほとんどと互換性があるので、プロバイダを変更するときも安心です。
MB7621は、最大で600メガビット/秒のプランにまで対応。24のダウンストリームチャネルと8のアップストリームチャネルを処理できるDOCSIS 3.0モデムになっています。レビュー数は他のモデムより少なめですが、評判は上々。2年間の保証つきなのも嬉しいところです。
(編注:日本では入手困難です)
我々は過去数年間、レーザープリンタの調査とテストに300時間以上費やしてきました。そして2018年にテストした40種のプリンタのうち、もっとも信頼性が高く、大量印刷もスムーズにこなせるプリンタが、HP Color LaserJet Pro M254dwでした。印刷スピードは毎分17枚(片面ページ)と高速で、パワフルかつ柔軟性があり、セットアップも使い方も簡単。あらゆる人にとって最適なレーザープリンタになっています。
印刷品質も文句なしで、ハイエンド機に欠かせないすべての機能がつまっています。自動両面印刷に豊富なネットワークオプション、一般的なモバイル印刷規格対応、特殊サイズ用紙向けの専用トレーも搭載しています。 3,000ページ以上印刷する場合には、特大のトナーカートリッジも追加購入可能です。トナーを節約したいなら、デフォルト設定に両面印刷にしたうえでインク使用量を節約モードにしておくのがおすすめです。クライアントに配るには不向きですが、自分が日常的に使うには十分です。
また、レーザープリンタはインクジェットに比べると印刷品質は若干劣ります。ただ、インクジェットよりトナーカートリッジの容量が大きいので、肝心な時にトナーが切れた…ということも少ないですし、クリーニングもほとんど必要ありません。
22,800円
(編注:日本で販売されているHP OfficeJet Pro 9010と同等です)
毎月、印刷やコピー枚数が100ページから500ページ程度あり、ときどきスキャンやファックスも使うことがある、という人にとって、ミッドレンジのインクジェットプリンター複合機は、非常に理にかなったアイテムです。
HP OfficeJet Pro 9015はHPのインクジェットプリンター複合機の中で、もっともパワフルというわけではありません。でもセットアップも使い方もとても簡単。速度や印刷品質、信頼性は抜群で、他のプリンタの追随を許さぬところ。ランニングコストも、モノクロなら1枚2.2セント(約2円)、カラーなら8.9セント(約10円)とリーズナブル。HPのインスタント・インク・プログラムに登録すれば、印刷した枚数に応じて料金が課金され、インク残量が減ると自動的に新しいインクが送られてくるようになります。
洗練されたデザインは、ずんぐりしたルックスになりがちな他製品とは一線を画すもので、タッチスクリーンがやや小さめなのと、排紙トレーが頼りないという欠点をカバーしてあまりあるほど。マイナスポイントはささいなものです。
購入時にはモノクロ印刷で約850ページ分、カラーで420ページ分のインクが同梱されています。使用状況によりますが、かなり長持ちするでしょう。交換時期を迎えてからも、ランニングコストはかなりユーザーフレンドリー。HP962 XLインクカートリッジのフルセットは約150ドル(約1万6,000円)で購入でき、モノクロ約2,000ページ、カラーなら1,600ページ印刷可能です。
(編注:本製品は日本では販売されていません)
「ポータブル」という文字に惑わされてはいけません。ブラザーADS-1250Wは、デスクで大量のスキャンを実行し、紙で埋まるはずのスペースをすっきりさせたり、ドキュメントを整理するのに最適なツールです。2013年以来、130時間を超える調査と実践テストをおこなったところ、ブラザーADS-1250Wがもっとも快適なスキャナであることがわかりました。正確なテキスト認識と明瞭なスキャン画像、信頼性の高いWi-Fi接続を提供しながらスピーディな作業を実現。一部の競合製品よりも大型で重く、バッテリーも搭載されていませんが、それでもポータブルとしての機能が十分に備わっていると感じられることでしょう。
いつもじゃないけど、たまに見栄えの良いPDFドキュメントを作る…という方におすすめのスキャンアプリといえば、ダントツでAdobe Scan(Android、iOS対応。しかも無料)。
Adobe Scanはデザインもシンプルで、オプションも必要最小限もののみ。ScanbotやCamScannerなど、より複雑な機能を持つアプリと比較すると、物足りなく感じられるかもしれません。でもドキュメント作成が非常に簡単です。テキストから写真まで、テストしたアプリの中では最高にきれいなスキャンを作成してくれました。Adobeエコシステムの別アプリ(こちらも無料)を使えば、スキャンしたドキュメントに追加入力することも可能で、テキスト認識も優秀。すべてのスキャンデータをAdobeのクラウドに自動保存してくれるのも嬉しいです。もちろん、追加費用はかかりません。
(編注:アメリカ・カナダ向けのサービスです)
オンラインFAXサービスについて20時間以上調査、テストしたところ、「しょっちゅうではないけど、たまにFAXを使う」という方に一番おすすめなのは、FaxZeroだと判明。アカウントを作成しなくても、最大3ページ+表紙を無料で送信可能です。無料ゆえ、表紙にFaxZeroのロゴが表示されますが、個人で使う分には特に気にならないでしょう。
長めのドキュメントを送る機会が多い、あるいは「仕事で使うからロゴのついた表紙はちょっと…」という方には、HelloFaxがおすすめです(編注:欧米圏のサービスです)。月額約10ドルで、GoogleドライブやDropbox、Box、OneDrive、Evernoteなどの大手クラウドサービスとも統合されていて、合計300ページまで送受信可能です。不要になったらいつでも解約できます。もちろん、電話する必要はありません。
Webカメラがない、あるいはラップトップのカメラでは不十分だという方には、Logicool C920S Proをおすすめします。高画質で、設定も簡単。オプションのソフトウェアも使いやすく、多くの人にとって最適な選択肢でしょう。映像は解像度1080p・30fpsで、音声もきれいです。オートフォーカスもオートホワイトバランスも他のどのWebカメラよりも高性能でした。見せたくないものがあるときにレンズにすばやくカバーをかけることもでき、なんといっても価格がお手頃です。
C920SはPCとUSB-Aで接続し、録画ソフトやビデオチャットソフトを起動するだけで簡単に使えます(Windows、macOS、Chrome OSに対応)。自分でいろいろ調節したいなら、Logicoolのカメラ設定ソフトウェア(Windows、macOS用)を使えば露出やコントラスト、色の強さ、ホワイトバランス、フォーカスを手動で調整できます。
13,799円
Bluetoothヘッドセットは、誰にでも必要なもの、というわけではありません。しかし、1日中ひっきりなしに電話を使っている方や、運転中の通話が多いという方には、PLANTRONICS Voyager 5200のBluetoothヘッドセットが最適です。過去数年間、80時間以上かけてヘッドセットの研究と18以上のモデルをテストしてきましたが、Voyager 5200は優れた音質と長寿命バッテリーを備え、通信距離は広範で、フィット感もバッチリ…というバランスのとれた素晴らしいヘッドセットになっています。
17種類のヘッドセットで50時間以上の調査とテストを行なった結果、Jabra Evolve 40が最高のオフィス用USBヘッドセットに選ばれました。他のヘッドセットよりも傷のつきにくい生地で覆われ、イヤーカップも柔らかパッド入り。長時間のオンライン会議でも快適に着用できます。
また、音質評価でもJabra Evolve 40は際立っていました。自分にぴったりのマイク位置にセットできれば(マイクは270度回転し、左右どちらにでも装着可能)、呼吸音や周囲のノイズは遮断しつつ、会話自体は非常にクリアな音声を届けます。Evolve 40には、優れたUSBコントローラーもついています。ボタン配置はシンプルで、円形のコントローラーを囲むように等間隔で4つ置かれています。これが意外とミソで、ボタン同士が近すぎると画面から目を離さず手探りで目的のボタンを見つけるのがむずかしいのです。
我々は60時間以上かけてワイヤレスヘッドセットの調査とテストを行なってきました。そして、通話回数が多く、装着したままコンピュータから離れられる柔軟性を求める方にぴったりなヘッドセットは、Jabra Evolve 75だとわかりました。オーディオ品質は驚くほど優秀で、バランスのとれたサウンドを提供し、1日中着けていても快適です。
一番注目してほしいのが、Wirecutterスタッフの5人中4人が認めたマイク性能です。今回テストした、他のどのヘッドセットよりも明瞭で聞き取りやすいものでした。Evolve 75にはPCで使えるようにするためのUSB Bluetoothドングルも付属しています。しかも、ヘッドセットとペアリング済みで、すぐに使用できます(もちろん、PCとダイレクトにペアリングすることもできます)。また、PCと同時にスマホともペアリングさせられます。
現状、オンラインミーティングをするのにベストなのはCicso Webex Meetingです。見た目もよく多機能です。Zoomほどカスタマイズが効きませんが、フリープランでも参加者は最大100人・時間制限なしという気前の良さ。アプリはすべてのOSで使えるようになっており、ブラウザ版も使いやすいのでわざわざアプリをダウンロードしたくない場合にも対応しやすいです。
Cicso Webex Meetingですばらしいのはセキュリティ・プライバシー面です。CiscoはWirecutterが投げかけた情報保護に関する質問にもすぐに答えてくれましたが、Ciscoがヘルスケアなどセキュリティ意識が強い企業との間に多くの実績があることを考えれば驚くべきことではありません。ユーザビリティなどではZOOMがやや勝るのですが、セキュリティ面での信頼性はCisco Webex Meetingが上です。
会議や講義、あるいは個人的な備忘録を記録する際、「スマホで録音すればいいや」と思っていませんか?それはあまりお勧めしません。スマホのマイクは小さく、あくまで通話向きであって、遠くの声を録音するのには適していません。しかも、ハンドセットのバッテリー寿命とストレージが消耗しやすく、デメリットが多くなります。
容量が大きく、ストレスなく音声を聞けるボイスレコーダーが欲しいという方には、SONY UX560をおすすめします。52時間を超える調査と、ボイスレコーダー12機種を比較検証した結果の選択です。かゆいところに手が届く機能が満載で、多くの競合他社製品の機能を上回っています。音声も抜きんでてクリアなUX560はブラインドテストでも最高評価を受けました。連続録音時間は39時間でストレージも大容量の4GB。明るいバックライトつき画面に、操作感抜群のわかりやすいメニュー画面もイチオシな理由です。
UX560にはUSBコネクタと充電式バッテリーが内蔵されています。にぎやかなコーヒーショップでテストしてみましたが、他商品よりも優れたパフォーマンスを発揮し、話し手の声がしっかり聞き取れました。これはノイズを抑えて聞きやすい音声で再生する「クリアボイス機能」のおかげ。
TickTickは、プロジェクトごとにメンバーやスケジュールを体系化し、カレンダーとの統合もシームレスに実行してくれ、あらゆるワークフローに適合してくれる最高のToDoリストアプリです。
モダンで整然としたデザインはわかりやすく、自然言語への対応具合も抜群。「月曜日の3時に原稿提出」と入力すると、期限つきへタスクへと変換してくれるので、脳内にあるタスクを忘れる前にすぐアプリに落とし込むことができます。魔法のようです。
Windows、Mac、iOS、Androidの主要なOSすべてに対応しているので、今お持ちのデバイスはもちろん、今後別のデバイスを購入しても、継続して使えます。
(編注:両サービスとも日本の税制等には対応していない模様です)
無料のオンライン納税申告ソフトを調査したところ、申告内容がシンプルで必要書類が少ない場合(源泉徴収票にあたるW-2、投資関連利子収入を報告する金融機関発行の1099-INT・1099-DIV、学生ローンの利息を示す1098-Eなど)、Credit Karma Taxがおすすめです。 ただ非常にあっさりしたアプリで、ガイダンスやサポートは最小限。もし住宅ローンの利息や投資の取引、自営業の収入が含まれるなど、税務状況がより複雑な場合は、より洗練されたTurboTax Deluxe(もしくはプロの税理士)を使ったほうが安心で、節税につながるかもしれません。
申告内容が複数ある、もしくは項目別にすれば払い戻し額が増えたり税額が低くなる可能性がある場合(およびTurboTaxが提供するソフトIRS Free File Programの無料利用資格に当てはまらない場合)、 TurboTax Deluxeを使うといいでしょう。非常に洗練された税務アプリであり、それぞれの状況に応じてわかりやすく明確にサポート、説明してくれます。最適な納税ソフトを選ぶにあたり、フェイクの申告内容なども試してみたのですが、他のソフトウェアが見逃した誤りもTurboTaxDeluxeはしっかり発見して注意してくれました。
(編注:日本語非対応です)
金融専門家や書籍を見ると、予算アプリなんてやめなさい!というものがほとんど。マニュアルでやったほうが、お金の現実としっかり向き合うことができるから、というわけです。Mintのような自動支出トラッカーなどでは不十分だと。
でも、You Need A Budget(YNAB)は一味違います。順を追って手順を説明してくれて、作業自体は自分で行なう、というコーチングアプリなんです。銀行やクレジットカードと同期し、有用な計算を行ない、月ごとの傾向を示してくれます。セットアップも簡単です。
予算が決まってからは、支出へのフィードバックやお金の流れをしっかり記録するよう促してくれるなど、計画を堅持するためのサポートをしてくれます。モバイルアプリも機能が充実しており、他のアプリと比べてもかなり優れています。
(編注:両アプリともに日本語非対応です)
作業時間管理やプロジェクト管理、請求書の作成を能率的に行ないたい個人事業主の方には、Toggl(iOS)が最適です。もう少し複雑なインボイスが必要な場合や支出が大きい、もしくはさまざまなクライアントからの決済を綿密に追跡する必要がある場合は、FreshBooks(iOS/Android)をおすすめします。40種ものサービスを経験豊富なフリーランサーが検証したところ、この2つのサービスは他サービスと比べてセットアップが簡単でした。
TogglとFreshBooksは、それぞれユーザ数とクライアント数にもとづいたわかりやすい月額料金制。そして、この料金設定がそのまま各サービスの特徴を反映しています。
Togglには、他のプロジェクト管理アプリとの連携機能、設定忘れ防止のリマインダーなど、強力な機能が搭載されており、請求書もすっきりして読みやすいです。レポートもリッチで、時間と労力をどのように費やしたのか、よくわかります。
FreshBooksは、PayPalをはじめ、12以上の決済サービスが使えます。また、請求書の種類も豊富で、過去の請求書を簡単に検索・コピー・変更できます。遅延料金にも対応しています。
TogglよりもFreshBooksのほうが検索や請求などは簡単にできますが、インターフェースはTogglのほうが洗練されています。FreshBooksは、クライアントとの関係性がより複雑な場合に有用ですが、誰もがそれを必要とするわけではありません。
多くのアプリを検証しましたが、カレンダーアプリに関しては、スマートフォンにもともと搭載されているものがベストということで答えが一致しました。独自の便利機能を備えた、魅力的なカレンダーアプリはたくさんあります。それでもたいていの人には、iOSやAndroid、macOS、Windowsに組み込まれているアプリやブラウザのタブだけで十分です。
今はスマホといえばAndroidとiOSが大多数。ほとんどの人がGoogleやiCloud経由でカレンダーを同期している、あるいはOutlookのExchangeアカウントからインポートしているということになります。
Googleカレンダーは、ブラウザでもモバイルアプリでも、モバイルデバイスでもデスクトップでも使えるので、安定した選択肢だと言えます。Appleのカレンダーは、Apple製品とMicrosoft Outlook以外はネイティブサポートしていないので、使える人がやや限定的です。
GoogleとAppleのカレンダーアプリはいずれも(少なくとも記事執筆時点では)、ネイティブアプリでありながらサードパーティのカレンダーアプリに負けない、リッチな体験を提供してくれます。しかも新しいOSがリリースするたびに、より改善されていきます(そうでない時もありますが)。
サードパーティアプリの主なセールスポイントは、独自のデザインにあります。特定のレイアウトやテキストを好む人もいるでしょう。とはいえ、GoogleとAppleの製品も複数のレイアウトを用意して、さまざまなニーズを満たしてくれます。
そんなわけで私たちの結論としては、スマホにもともと入っているアプリを使いましょう、となります。それらのデザインがあまり気に入らない場合や、FacebookやEvernote、ToDoリストが必須で、それらと統合できるものが使いたいなら話は別ですが。
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