岡田拓郎、葛西敏彦、香田悠真が“水の変容”を立体的に表現(コメントあり) - 音楽ナタリー

岡田拓郎、葛西敏彦、香田悠真が“水の変容”を立体的に表現(コメントあり) - 音楽ナタリー

2022年2月25日 21:12 47

岡田拓郎、葛西敏彦、香田悠真による作品「To Waters of Lethe」が本日2月25日に配信リリースされた。

岡田拓郎、葛西敏彦、香田悠真「To Waters of Lethe」ジャケット

大きなサイズで見る(全2件)

「To Waters of Lethe」は蓮沼執太フィルのメンバーとしても名を連ねるエンジニアの葛西敏彦が立ち上げた新レーベルS.L.L.S Recordsからリリースされた器楽集。“水の変容”をテーマにしており、ボーカリストとして細井美裕が参加している。またジャケットデザインは大原大次郎が担当した。今作ではヘッドフォンおよびイヤフォンで立体音響を体験できるバイノーラル技術・HPLを採用。葛西は「時代の進むスピードが上がり続けているいま、たまに少し立ち止まり、自分の感覚に耳を澄ませる時間を作れたら、と思っています」とコメントしている。

葛西敏彦 コメント

様々な巡り合わせによって、今回レーベルを立ち上げることになりました。S.L.L.S Recordsと言います。Stop,Look,Listen,Smell 時代の進むスピードが上がり続けているいま、たまに少し立ち止まり、自分の感覚に耳を澄ませる時間を作れたら、と思っています。今回は岡田拓郎さんと香田悠真さんのお二人に作曲、演奏してもらい、ボーカリストとして細井美裕さんにも参加していただきました。ヘッドホン、イヤホンで楽しむことができるバイノーラルの立体音響の作品にもなっています。数十分の耳を遊ばせる時間になれたら幸いです。お楽しみください。

岡田拓郎 コメント

誰かのこの音楽を耳にしている時間が、皮膚を撫でる空気の湿度、足の裏から伝わる地面の硬さ、そして水に触れる指先から伝わる感覚のことを思い出す時間になれば幸いです。

香田悠真 コメント

散歩する学派の様に、僕らは水の物語をよく話しました。ギリシアの海、沈んだ寺院、水琴窟、忘却の川。水が誘う、ありうべき無数の感覚と、その想起を、一生懸命に探した音です。

岡田拓郎、葛西敏彦、香田悠真「To Waters of Lethe」収録曲

01. To Waters of Lethe02. Slowly Diving03. Until We See The Ground※01、03は「岡田拓郎, 葛西敏彦, 香田悠真, 細井美裕」名義

この記事の画像(全2件)

関連記事

エンジニアが明かすあのサウンドの正体 第5回

東郷清丸、D.A.N.、スカート、蓮沼執太フィルらを手がける葛西敏彦の仕事術(前編)

8262019年10月10日エンジニアが明かすあのサウンドの正体 第6回

東郷清丸、D.A.N.、スカート、蓮沼執太フィルらを手がける葛西敏彦の仕事術(後編)

4232019年10月17日

岡田拓郎のほかの記事

リンク

タグ