谷+1。さんのトイドローンを楽しむための本発刊 「楽しく、分かりやすく」を凝縮 | DroneTribune (ドローントリビューン)

谷+1。さんのトイドローンを楽しむための本発刊 「楽しく、分かりやすく」を凝縮 | DroneTribune (ドローントリビューン)

 おうち時間をトイドローンで楽しむ親子に向けたムック本『トイドローン空撮&テクニック 究極マスターBOOK』が8月16日、辰巳出版株式会社(東京)から出版された。ドローンにマシュマロを載せて空中でポイっと飛ばして口で受け止める芸で、世界中の通りすがりの人からドローンの第一人者までを脱力させたドローン芸人、谷+1。(たにぷらすわん)さんが企画に全面的に加わり、本の中でも「ドローン名人」として登場し、知識と技能を披露している。谷さんに出版の狙いなどを聞いた。

『トイドローン空撮&テクニック 究極マスターBOOK』

――出版、おめでとうございます。

谷さん 「ありがとうございます。いろいろ工夫して出版することができました」

――「子供から大人まで」が対象なんですね

谷さん 「“おうち時間”が増える中で、自宅で親子が楽しむことに照準を定めました。紹介しているのは100グラム以下のトイドローンで、いずれもプロペラガードがついていて、安全性の高いものです。コントローラーが最初からセットになっているものを選びました。親子と言いましたけど、先生と生徒とか、大人と子供とか、そんな交流に役立てばいいなとも思っています」

――ドローンの種類、飛ばし方、テクニックなど盛りだくさん。どれもすべてカラーで、谷さんご自身の写真も多くありますね。

谷+1。さんのトイドローンを楽しむための本発刊 「楽しく、分かりやすく」を凝縮 | DroneTribune (ドローントリビューン)

谷さん 「とにかく楽しく、わかりやすく、を心掛けました。実は『分かりやすく』というのが、なかなかに難しかったです。ドローンを知らない人に楽しく分かってもらえるためにはどうしたらいいのか。あまりにざっくりと説明すると法律やルールに触れることもありますし、かといって、こまかく説明すると楽しさが半減してしまいます。知人や関係者にも相談しました。わたしも出ています。がんばりました」

――本の中にはテクニックとしていくつもの技の名前が出てきます。向こう向きのドローンを振り向かせる「こっち向いてほい」(初級編)とか、テーブルをくぐって一周して戻る「テーブルアンダーザゲート」とか

谷さん 「ほかにも、イズをくぐる『チェアースモールゲート』(上級編)とか、高いところから稲妻のような7回のジグザグ飛行をする『サンダーセブン』(上級編)とか。初級から上級までで12の技を盛り込みました。どこまでできるか『格付けチェック』もできて、これもクリアーしたら、ペットボトルの間をすり抜ける『ボトルダンジョン』などの『超上級編』があります。技の名前ですが、これはわたしがつけました。子供たちがシンプルに反応できるわくわくするネーミングにしたつもりです。子供たちの遊びには、技に名前がついているものが多くあって、たとえばヨーヨーにも入門者から上級まで技の名前があって、愛好家はそれを身に着けることに夢中なんですが、ドローンにもそういう名前があれば分かりやすいかなと思って、今回つけてみました」

――表紙をはずして気づいたんですが

「そうそう、隠れコマンドがあるんです!表にコントローラー早見表、裏側におうちでの離着陸に使えるヘリポート。隅々まで使って楽しんで上手になってほしいです」

――ありがとうございました。

■『トイドローン空撮&テクニック究極マスターBOOK (タツミムック)』

発行:辰巳出版株式会社、1760円(Kindle版 /ムック本)

【主な予定内容】 ・谷名人登場!日本初の『ドローン芸人』こと『谷+1。(たにぷらすわん。)』を紹介。 ・谷名人のドローンコレクション名人が所有する「A.Iドローン」「レーシングドローン」などを特別公開。 ・ドローンについてドローンとトイドローンとは一体なにか。 両者の違いは?知っているようで意外と知らないドローンにまつわる基礎知識を解説。 ・ドローン、トイドローンの飛行ルール「機体重量200g以上のドローン」を飛ばすために知っておくべき航空法と、 航空法適用外となる「トイドローン」を飛ばすためのルールを紹介。 ・トイドローンCOLLECTIONトイドローンを購入するならコレ!  谷名人が厳選したトイドローンをカタログ形式で紹介する。 ・基本操作を学ぼうコントローラーの各部名称、操作方法を基本から解説。フライトまでの手順を紹介する。 ・名人直伝・飛行レッスンスティック操作、コの字飛行、前向き飛行など、5つのステップで安全に飛ばすための技術向上を目指す。 ・写真や動画を撮ってみようスマホ&アプリを使った空撮方法を紹介。カメラ性能についてもチェック。 ・ドローンテクニック初級、中級、上級、超上級に分類されたテクニックは計14種類!! 完全マスターできるか!? ・雄蜂(おすばち)ドローンフィールドへ飛行制限なしで思いっきり飛ばせる「ドローンフィールド」を探訪。 ・トイドローンの安全距離トイドローンは一体、どこまで飛ばせるのか…。素朴な疑問を解決すべく検証を行う。 ・お家で試したい空撮テクニックコンパクトなトイドローンならではの、おうちの中での空撮方法を紹介。 ・SNSに投稿してみよう手軽に空撮ができるトイドローンとSNSの相性はバツグン! 投稿までの具体的な流れを紹介する。 ・谷名人の超空撮テクニック谷名人が撮影した空撮映像をギャラリー形式で公開。伝説のマシュマロキャッチも披露する。 ・ドローンのメンテナンストイドローンを安全に飛ばすためのメンテナンス方法を紹介。 <【監修者プロフィール】谷+1。(たにぷらすわん。)ワタナベエンターテインメント所属。2013年から始めた「ドローン芸」で数多くのテレビ番組に出演するほか、番組で使用するドローンの技術担当を兼務するなど多方面で活躍中。ドローンを使ったパフォーマンスや空撮のみならず、FPVドローンレースにも挑戦。最新ドローンの事情にも詳しく、AIドローンも所持。十八番の「マシュマロキャッチ」はフランスの老舗ドローンメーカー「Parrot社」から公認を受けるなど、ドローン普及にも尽力しているナイスガイだ。>
村山 繁

DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。

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