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11/03/2022
パフォスがEU(欧州連合)の「欧州文化首都」に選定されたのを機に訪問したキプロス旅のレポート。今回は、首都のニコシア巡りから紹介していく。
キプロスの首都である「ニコシア(Nicosia)」は、同国の公用語であるギリシャ語で「レフコシア(Lefkosia)」とも呼ばれる。ガイドブックや資料によって両方の表記が使われているので、どちらも同じ都市を表わすことは覚えておいた方がよいだろう。
また、キプロス島の北部はトルコ共和国の後ろ盾による北キプロス・トルコ共和国が実効支配しているが、ニコシアの街も分断されており、こちらも政庁を置いている。
前回も触れたが、ニコシアの街は16世紀に作られた城壁を境に、内側が“旧市街”、外側が“新市街”と区分されている。この城は典型的な星型要塞を持ち、現在残っている城壁はヴェネツィア共和国統治時代の16世紀に作られたもの。内側は歴史を感じさせる建築物も多く、観光では主にこちらを巡ることになる。
その目抜き通りが「レドラ通り」で、1ブロック隣の「オナサグル通り」と並んで多数のお店が並ぶ。地元のレストランやお土産物屋さんなどにブランド品を扱うブティックやマクドナルドなどの外食チェーン店のような外資系ショップもあり、とてもにぎやかだ。
近くにある「シャコラス・タワー(Shacolas Tower)」は、11階が展望デッキ(入場料は2.5ユーロ=約340円、1ユーロ=約135円換算)になっており、ニコシアの街を東西南北に上から眺めることができる。各方向の主要スポットを紹介するパネルも用意されているので、ニコシア観光の前後に訪れると違う視点で楽しめてよりよいかもしれない。