SDカード、 新品でも初期化した方がよい場合とは? - PHILE WEB

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スマートフォンやDAPの取り外し可能なストレージとして欠かせない「SD/microSDカード」(以下、SDカード)。2019年に入り1TB(テラバイト)の製品が発売され、大容量化が進んでいます。現行規格のSDXCは最大容量2TBですが、2018年に発表済の次世代規格「SDUC(SD Ultra Capacity)」は最大容量128TBという大きさですから、今後さらに大容量化は進展することでしょう。

サンディスクブランド史上最大容量となるmicroSDXCカード「1TB SanDisk Extreme UHS-I microSDXC」そのSDカードですが、使用開始前には初期化(フォーマット)が必要です。大半の製品は工場出荷時点で初期化処理が完了しているため、いきなり使い始めることができますが、使用済のSDカードをまっさらな状態から使いたい場合には初期化し直すことがお勧めです。しかし、初期化すべきケースは使用済SDカードを入手したときとは限りません。容量が32GBまたは64GBのSDカードは、新品であっても初期化したほうがいいケースもあります。通常、SDカードがSDHCの場合はFATを、SDXCの場合はexFATを選択します。SDHCは4GBから32GBまででフォーマット形式はFAT、SDXCは64GBから2TBまででフォーマット形式はexFATと規格で決められており、デジタルガジェットはこれに従うよう設計されているため、異なるフォーマット形式で初期化すると認識されないことがあるからです。この方法を使うと、容量32GBまでのSDカードをサポートするデジタルガジェットでも、64GBや128GBといった大容量SDカードが使えるようになることがあります。メーカーが想定していない使い方ですから、認識されるかどうかは不確実でサポートも受けられませんが、試す価値はあります。ただし、フォーマットアプリによってはファイルシステムを選択できないことがある(SDHCはFAT、SDXCはexFATを強制される)ので注意しましょう。

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