意図せず人をもっとも殺してしまったテクノロジーとは

意図せず人をもっとも殺してしまったテクノロジーとは

物とテクノロジーは使いよう。

テクノロジーは便利だけど、その裏で意図せずに大量殺人を犯している場合がある、と10人の学者たちが言及しています。

マシンガンや核爆弾を発明した人たちは、ある程度自分たちがなにをしているのかわかっていたはず。では印刷機や自動車を発明した人たちはどうだったでしょうか? きっと彼らは世界をよりよくしたい一心だったはずです。そして実際、彼らの恩恵にあずかって新聞を読めたり、ドライブに行けたりしているわけです。

しかし歴史に照らしてみると、その新聞や自動車のせいで何万人もの命が奪われていたとしたら…。

テクノロジーが殺したのでしょうか。それともテクノロジーを作り出した人が殺したのでしょうか。意図せず人の命を奪ってしまう技術は、なぜ生み出されてしまったのでしょうか。

あらゆる疑問に専門家が答えてくれる「Giz Asks」シリーズ。今回は、意図せず人をもっとも殺した技術の数々をご紹介します。

  1. ・航海技術と燃焼機関技術(エンジン)
  2. ・食品加工技術とエアコン
  3. ・鉄道(一例として)
  4. ・自動車
  5. ・印刷技術
  6. ・自動タバコローラー
  7. ・奴隷船とダム
  8. ・航海技術
  9. ・鉄道技術
  10. ・コットンジン(綿繰り機)

Peter Norton:航海技術と燃焼機関技術(エンジン)

バージニア大学科学技術社会学准教授

意図せず人をもっとも殺してしまったテクノロジーとは

Jenny Leigh Smith:食品加工技術とエアコン

香港科技大学歴史学准教授。食品と食品技術の歴史に関する研究などに従事。

Blair Stein:鉄道(一例として)

クラークソン大学歴史学助教

Jonathan Coopersmith:自動車

テキサスA&M大学歴史学教授。テクノロジー史の研究に従事。

Raja Adal:印刷技術

ピッツバーグ大学歴史学助教。主にテクノロジー史の研究に従事。

Peter Shulman:自動タバコローラー

ケースウェスタンリザーブ大学歴史学准教授

Asif Siddiqi:奴隷船とダム

フォーダム大学歴史学教授

Alan Marcus:航海技術

ミシシッピ州立大学歴史学教授。主にテクノロジー史の研究に従事。

Erik Loomis:鉄道技術

ロードアイランド大学歴史学准教授。主にアメリカの労働と環境史の研究に従事。

Mar Hicks:コットンジン(綿繰り機)

イリノイ工科大学歴史学准教授。『Programmed Inequality: How Britain Discarded Women Technologists and Lost Its Edge in Computing』著者。