「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
近年、イヤホンはワイヤレス化が進み、軽量で小型の製品が増えてきた。その弊害か、誤ってイヤホンを洗濯してしまうというミスを犯してしまう場合がある。今回は、そんな時の対処法を紹介していこう。
では実際にイヤホンを洗濯してしまった際は、どのような対処法をとるべきなのか。あくまで本文の内容はイヤホンが無事に使える確率が上がる方法を明記するだけなので、100%でないのをご了承いただきたい。
イヤホンは精密機器だ。つまり、内部に水分が侵入すると破損の恐れがある。洗濯してしまった場合は水分がイヤホン内に入り込んでしまっている可能性が高いので、外側の水分はふき取り、風通しのいい場所で数日間自然乾燥させよう。
イヤホンの水分を乾かすだけなら、ドライヤーや乾燥機を使用したほうが速いのだが、この方法はおすすめしない。というのも、これらの方法で急速に乾かすと、熱の影響でイヤホンに別のダメージを与え、とどめを刺しかねないのだ。乾かすのはあくまで自然乾燥で行おう。
有線イヤホンの場合、洗濯の衝撃で断線してしまうと再起の見込みはない。しかし、断線さえしていなければ、自然乾燥させると少しずつ音が聞こえるようになる場合があるので、ある程度乾かしたらデバイスと繋いで確認してみよう。
ワイヤレスイヤホンの場合、完全に水分を飛ばしてから電源を入れなければならない。洗濯されたイヤホンは、ほかの衣服にしみ込んだ汗が混ざった水分を含んでいることが多い。この水分が残った状態で電源を入れてしまうと、本来は電気が流れてはいけない回路部分まで電気が走ってしまう恐れがあり、こうなるともうイヤホン復活の見込みはなくなってしまう。
自然乾燥するのがおすすめのイヤホン水没時だが、裏技的乾かし方がある。お菓子などの袋に同封されている「シリカゲル」という乾燥材をイヤホンと一緒にジップロックなどの密閉された袋に入れると、乾燥材が水分を吸収してくれて、早く対処できる場合もある。
また、手ごろな乾燥材が手元にない場合は、炊く前のお米が代用できる。お米は乾燥剤と同様に水分を吸収してくれるので、イヤホンが埋もれるようにお米を袋に詰めるといい。ちなみに乾燥のために使ったお米は、洗剤を含んだ水分を微量ながら吸収してしまっているので、その後食べるのはおすすめできない。
洗濯したイヤホンに限らず、まれにイヤホンから感電し死亡事故や火災が起きているのはご存じだろうか。空気乾燥の影響でイヤホンから静電気が発生し、耳の中に伝わってしまう危険があるので、空気乾燥には注意しながらイヤホンを利用しよう。
自然乾燥であれば、乾燥させすぎはない。しかし、直射日光に当て続けたり、ドライヤーや乾燥機で急速に乾燥させると、熱でイヤホン内部が壊れてしまう場合もあるので注意が必要だ。
熱によって壊れてしまったイヤホンは、基本的にもう直らない。一度破損してしまうとそれまでになってしまうので、取り扱いには注意だ。
徹底的に自然乾燥をし、万全を期したにも関わらずイヤホンが直らないという場合もある。そのような際にはとう対応すればいいのか。
イヤホンがどうしても直らない場合は、修理サービスをあたろう。破損状況によっては、新しいものを購入するより安く済む可能性もあるだろう。愛着のあるイヤホンの場合は、なおさら修理センターに依頼しよう。
壊してしまったイヤホンが、iPhoneの付属でついてきたものであった場合、契約状況や故障内容によっては無料で交換してくれる場合がある。詳しい方法は下記URLを確認していただきたい。
【参照】どこで交換できる?覚えておきたいiPhoneの純正イヤホンを無償で交換できる条件
※データは2020年2月中旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤 文彦