「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
ノートパソコンのディスプレイといえば、13インチ前後が一般的。写真をもっと大きな画面で見たいから、50インチの液晶テレビとHDMIケーブルでつないだところ、ノートパソコンで見たときの印象と大きく違っていた、という経験はありませんか?
テレビにPC画面を映すと…色が違う?その主な原因は、パソコンとテレビの「色温度」。ざっくりいうと、色温度の高いほうが青みが増して見えるため、通常はパソコンより高い色温度が設定されているテレビで同じ写真を見ると、全体的に青く感じるというわけです。パソコンでは、色空間の標準規格「sRGB」をデスクトップ型かノート型かを問わず基準にしています。表示装置の明るさは、絶対温度を意味する「K」(ケルビン)で表され、sRGBの色温度は6500K。sRGBと明示されていなくても、多くのパソコンでは6500K前後に設定されています。一方のテレビは、歴史的な経緯からパソコンと比べ色温度は高めに設定されています。利用するテレビや設定によって異なるため一律にはいえないうえ、パソコン側のディスプレイ設定(適用されるディスプレイプロファイルの違い)によっても大きく変わりますが、テレビの色温度を下げるとパソコンで見たときの印象に近づくことが多いようです。パソコンのディスプレイ設定でハイダイナミックレンジ(HDR)出力を有効にしている場合、色味や色温度が変わることもあります。その場合にはテレビ側のHDR復元機能を無効化したうえで、パソコン側のHDR出力もオフにしてみましょう。HDR信号とSDR信号の解釈は製品によって多少の差があるため、最終的には手動による輝度調整が必要になります。