「Beats Flex ー fragment designスペシャルエディション」 Apple公式サイトで販売開始
11/03/2022
新型コロナウイルス感染防止のため、自宅でのテレワークに挑戦しているITmedia NEWS編集部の面々。慣れない自宅での仕事で、記者たちが直面した困ったこと、気付いたことをサラッとご紹介します。
ゴールデンウイーク突入前にテレワーク、WFH(Work From Home)の延長が決まり、適用される人員や職種を拡大した企業は多い。遠隔地を結ぶコミュニケーションにはそれなりの機材が必要なはずだが、相変わらず品不足が続いている。
その筆頭はWebカムとヘッドセットだ。Zoom、Skype、Teamsといったリモート会議サービスで使用するものだ。ノートPCユーザーならばフロントカメラが内蔵されててWebカム不要のケースが多いので、広く必要とされるのはヘッドセットの方だろう。そして、このヘッドセットも不足気味だ。コスパが良いとされている製品は軒並み売り切れ。最近はゲーミングヘッドセットまで人気らしい。メーカーは対応を急いでいるがなかなか手に入らない。
だが解決策がある。Appleの「EarPods」を使うのである。
EarPods with 3.5 mm Headphone Plugヘッドセットというと、ヘッドフォンと口元に突き出したマイクを組み合わせたスタイルを想定することが多いが、iPhoneに標準で付属するイヤフォン、EarPodsがなかなか良くできた“ヘッドセット”なのだ。
AirPods Proはトゥルーワイヤレスイヤフォンで、ビームフォーミングを使ったマイクは高品質と定評がある。だが、それとの比較でもEarPodsの方が明らかに音質が良い。
これは単純な話で、Bluetoothの規格によって、AirPods Pro側(AirPodsも同様)のマイク入力は16kHzに落とされてしまうからだ。8kHzのものも多いので、それよりは良いのだが、44.1kHz、48kHzといったオーディオ品質ではない。出力と入力は非対称なのだ。
下の動画は、リモートコミュニケーションのご意見番、YouTuberのドリキンさんがMacBookの内蔵マイク、AirPods Pro、EarPodsのマイク録音を検証したものだ。
ヘッドセットを使う場合には、よほどの事情がなければBluetooth接続にはしない。それが、オーディオ品質を上げるコツである。
その点において、Apple EarPodsはずっとiPhoneにバンドルされていて、品質が良い。有線接続である。以前のモデルからのiPhoneユーザーであれば、Lightningではなくて3.5mmオーディオジャック版(製品名は「EarPods with 3.5 mm Headphone Plug」)がそのへんに転がっているかもしれない。それを引っ張り出してPCに(できればMacBookとかに)接続すればいいのだ。Macなら必ず対応しているが、Windows PCの場合には、互換性がないことがあるので注意(USBオーディオ変換コネクターでなんとかなる場合もある)。
iPhoneやiPadでリモート会議サービスにつなぐのであれば、もちろんLightningでかまわない。
何よりいいのは、セブン-イレブンに行けば、全国どこでも2800円(税別)で手に入るというところ。3.5mm版がLightningと併売されている。
セブン-イレブンでは、テレワークに最適なヘッドセットが売られている一点だけ注意。EarPodsはケーブルが髪や衣服に接触してカサカサ音が発生することがある。使用中の姿勢には気をつけておいたほうがよい。テープとかピンとかで肩とかに留めておくのもいいかもしれない。
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